Jリーグ「新戦術」レポート(2020) の商品レビュー
2019年シーズンでの傾向と対策(運べ・奪え)に大きな変化がないことから、本書の内容も目新しいところはない。Jユース出身と高卒の優劣に関する比較考証論はよくあるが、ここでは大卒選手の台頭について掘り下げた対談がされており、プロ選手として成功(成熟)する鍵について示唆に富んだ議論に...
2019年シーズンでの傾向と対策(運べ・奪え)に大きな変化がないことから、本書の内容も目新しいところはない。Jユース出身と高卒の優劣に関する比較考証論はよくあるが、ここでは大卒選手の台頭について掘り下げた対談がされており、プロ選手として成功(成熟)する鍵について示唆に富んだ議論になっている。
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Jリーグ好きなら必読。2020シーズンを振り返るのにもちょうどよい。 少しでも戦術論に興味があるのなら尚更である。 4-3-3とハイプレス、5レーンの考え方などは勉強になった。
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2020年戦術的トレンド総括を通して、昨シーズンを大まかに振り返る。やはり上位チームにページ数が割かれるため、我が贔屓チームはあまり触れられること自体がなかったのだが、興味深く読み進めることができた。サッカーをしっかり観戦したくなる。2021年シーズンも楽しみだ。
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2020 シーズンの J1 リーグ全体を戦術的な視点でまとめている一冊だ。帯に「日本一わかりやすい J リーグ解説本!」と書かれていたがその通りである。 J1 全体の戦術トレンドから始まって、そのトレンドの中で特徴的なクラブについての詳しい解説、さらには全 18 チームのフォーメ...
2020 シーズンの J1 リーグ全体を戦術的な視点でまとめている一冊だ。帯に「日本一わかりやすい J リーグ解説本!」と書かれていたがその通りである。 J1 全体の戦術トレンドから始まって、そのトレンドの中で特徴的なクラブについての詳しい解説、さらには全 18 チームのフォーメーションと戦術が各チーム見開き 1 ページにまとめられている。サッカー全体や欧州サッカーについて書かれたものは多く存在するが、 J リーグについての本は珍しく貴重。J リーグ好きはこの本を読んでおくことで 2021 シーズンの試合をより一層楽しめると思うのでオススメだ。
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【2021シーズンの開幕にむけた必読書】 Jリーグの自分が応援しているチームのこと「だけ」を知ることができればそれでいい、という人には合わない本だ。川崎Fサポだけは、番記者の人と筆者の対談があるので「そんな裏側が!」と少しだけプラスアルファで知ることができる利点はあるが。(セク...
【2021シーズンの開幕にむけた必読書】 Jリーグの自分が応援しているチームのこと「だけ」を知ることができればそれでいい、という人には合わない本だ。川崎Fサポだけは、番記者の人と筆者の対談があるので「そんな裏側が!」と少しだけプラスアルファで知ることができる利点はあるが。(セクション5) この本の特筆すべき点の1つは、必ず全チームの分析が書かれていることにある。セクション3で各チームの基本フォーメーション、選手、レギュラーが誰で欠場時にどの選手が出ていたか、そして具体的にどんな戦術を取っていたか、別のパターンを持ち合わせていたかを大まかに知ることができる。これは私が最も気に入っているセクションでもある。 私は関東圏のとあるチームのサポーターだが、それ以前にJリーグそのものが好きなので、対戦相手でもある他チームの「有望な若手」や「戦術」「レギュラー争い」も気にはなる。しかし、社会人になり、家庭を持ち、Jリーグを楽しめる時間に限りがあるなかで、この本のレポートは本当に参考になる。 逆に、自分の応援しているチーム、選手以外に興味がない人で、自分が推しているチームや選手のことを個別的に深掘りして知りたいのであれば、この本ではなく、特集したサッカー雑誌や書籍、インタビュー記事やライターの人の有料記事やメルマガを読んだ方がいい。 この本は、帯にも書かれているように、あくまでも「日本一わかりやすい『Jリーグ戦術解説本!』」である。(「日本一わかりやすい」とは思わないが) 「戦術」にフォーカスし、J1のリーグ戦の終わった12月19日からわずか6日後の12月25日に発刊されたスピード感は本当に凄いと思う。すでに11月25日の試合結果で川崎Fの優勝が決まってはいたものの、最終的な順位の決まらないなかで、編集しつつまとめあげるのは容易ではなかったはずだ。 しかし、内容については「読む人を選ぶ本」と言わざるをえない。近年のサッカー戦術に関する記事や解説によく出てくる、「5レーン」「ハーフスペース」「ポジショナル•プレー」「偽サイドバック」など、つぶさに戦術についての解説を追っていない人には分からない用語は、大まかな概念や定義くらいは説明しないと伝わらないのではないか。 その点はもう「分かっている前提」で書いている点が否めず、やや読者のリテラシーを高めに想定していると思う。各用語についてもう少し解説的に書くか、もしくは簡易の注釈を入れることで、読者を置き去りにしない工夫ができるのではないか。 私もそれぞれの用語をなんとなくは理解しているので、さほど気にしなければ読み飛ばせるが、用語を理解できた方が本書をより楽しむことができるのは間違いないはずだ。 いずれにしても、この本を読んで、それぞれのチームの戦術、キーマンとなる選手などを網羅的に把握することは、私が2021のJ1リーグを見る楽しみを増やしてくれている。これは2019のレポートを読んだ時も同様のことを思った。 選手や監督、スタッフの出入りによって各チームの戦術やレギュラーメンバーに変動はあるとは思うが、基本的に各チームのとる方策は地続きである。2020シーズンを振り返りつつ、2021シーズンの開幕が楽しみになり、網羅的にJリーグのトレンドを知るにはオススメの一冊である。 ※読んでてどうしても気になったこと 2019版を読んだときにも同じことを持ったが、この本は「ムック」であり、「書籍」ではない。 という点を頭では分かっていても、細かな誤字や脱字、特に選手や監督の名前の誤字はどうしても目についてしまう。短期間で編集されたものとはいえ、読んでいるときの心地よさにどうしても影響するので、そこの精度はどうにか上げてほしいと一読者として願っている。
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各クラブの戦い方についての西部さんレクチャーを読んで、「あ〜わかるわかる〜!」という点が多くて、それだけ俺も各クラブのゲームをそれなりに観れたんだなとしみじみ。 今季の総括に最適な本でした。 毎シーズン読みたい。それには読む側のゲーム観察力も必要。続けよう。
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