呟きの遠吠え の商品レビュー

鯨庭(著者)

2024/08/15

私の大好きな詩画集の一つでまたこの言葉たちに浸かりたかったので再読。
この本を手に取ったのは表紙とタイトルがとても綺麗で好みだったからで鯨庭さんのこともこの本の内容もちっとも知らなかった。一応本についてる帯で鯨庭さんが自分のツイートを本にまとめた本だということはなんとなくわかっていたが当時は「読みたい」よりも「所有したい」欲の方が強かったので特に気にしてはいなかった。
この遠吠えはたしかに敵に見つかってしまうかもしれないし嘲笑う敵を私も多く見てきた。しかし、誰かに見つけてもらうための遠吠えは私のもとに届いてくれた。私はそれが何よりも嬉しかった。
この本は寂しい人や誰かと体を寄せ合い眠りたい人にオススメしたい、と私も遠吠えを放ってみる。