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そいねドリーマー の商品レビュー

3.4

7件のお客様レビュー

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2024/01/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

表紙に惹かれて本を買いましたが、内容も物凄く面白く買って良かったなと思っています! 夢がテーマの作品なので作中で頻繁に夢の描写が出てくるのですが、それが実際に夢に見そうだなというリアルさと、読んでいてわくわくするような物語的ファンタジーさが融合していて、凄く読ませる文章だなぁと思いました。 初めの方は章の導入の1、2文を読むだけで「あ、これは夢の中の出来事だな」と思えたのが、後半になるにつれて読者側も登場人物と同じく、すぐに夢の話なのか現の話なのか判断するのが難しくなっていく所も、物語に没入できて良かったです。 あとはなんといっても沙耶とひつじの関係性が良いです!! 夢の中でだけは恋人として一緒にいられるのに、現実に戻った時には愛しい気持ちが泡のように消えてしまって、気まずさだけが残っている… 沙耶の戸惑いとひつじが拗ねる気持ち、どちらもめちゃくちゃ伝わってくるのですが、全然噛み合わない二人の気持ちにゔゔゔ…なんでぇ…?となりながら読みました…(まあ沙耶が困惑するのも、自分の気持ちを言わないひつじの事を沙耶が慮る事ができないのもそりゃ当たり前だよな…とも思うのですが…) 少しずつ、本当に少しずつですが沙耶がひつじに歩み寄っていく所が良かったです。 ひつじ…良かったね… 他の主要メンバーの蘭、翠、カエデとのやり取りもめっちゃ良かったです! 沙耶とひつじを迎えに行かないと!って3人娘が思っている所、確かな絆を感じてジーンとなりました。 結局、ひつじの正体は人じゃないって事なんでしょうか…?睡獣…?全ては沙耶をひとりじめするためにひつじが仕組んだ事だった…とか…? こういう風に私は思っているのですが、答えが知りたいので続編欲しいです…!

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2023/04/20

不眠症の沙耶は誰相手でも眠らせられる金春ひつじと添い寝し、夢の中で恋人として出逢った。眠ると現れる〈ナイトランド〉を舞台に5人の女子高生が人の精神に取り憑く”睡獣”と闘う百合小説。沙耶とひつじの距離が縮まるごとにキュンキュンとしながら、彼女たちの微睡みに癒やされまくりました。

Posted byブクログ

2022/06/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

色々忘れた頃に読み直したら、これ最初に思ってたのと全然違う話だったんでは、て思えてきて面白かった。 最初はちょっとスリープウォーカーまわりがむずがゆく感じたけど、途中から良い意味で様子がおかしくなってきて、わりと唐突だけど楽しかったな、楽しく浅瀬で遊んでいたら沖に流されていて帰れないような手触りがけっこうハラハラしたな、 くらいで読み終わったのが、 2回目で、これ全部ひつじがキャリアか睡獣かだったことが原因で、山羊の男が警告した通りに夢と現実が裏返った・なんなら沙耶が夢の中で追いかけたり「なぜ置いていったの」言われたりしてた相手も何回か裏返ってきたひつじだったんじゃないの、 というか何なら今までの裏返しは全部この二人がやってたかもしれないな、 まで妄想して面白かった。

Posted byブクログ

2023/04/13

穏やかな気持ちになれる作品。文章が眠たくなってしまう位ふんわりと書かれていて、それでいて夢の中の世界を表現できているから読んでて楽しかった。

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2021/05/20

個性を持った少女たちのやりとりが可愛くて、柔らかな萌を感じた。設定も面白くてこの世界観を映像化してほしいと思った。結末を読者に委ねてる感じがした。嫌いではないが、もっとすっきりとした結末を見たかったようにも思う。

Posted byブクログ

2021/03/14

ジャケ読み。久しぶりにジャケ読み。でも安直な設定なのに、すぐ飽きるかと思ったら、結構最後まで楽しめた。少女たちのしぐさを表現されているのがよい。なぜか小説っていいな、って思わされた。

Posted byブクログ

2021/02/22

「裏世界ピクニック」の宮澤伊織による百合SFがハヤカワ文庫から刊行された。単行本は既に2018年に刊行されているとのこと。 睡眠をテーマにして、高校生5人が睡獣(眠りを蝕む精神寄生体)に立ち向かう物語。「裏世界ピクニック」と同じく、主人公が大きな流れに巻き込まれていく心の葛藤が面...

「裏世界ピクニック」の宮澤伊織による百合SFがハヤカワ文庫から刊行された。単行本は既に2018年に刊行されているとのこと。 睡眠をテーマにして、高校生5人が睡獣(眠りを蝕む精神寄生体)に立ち向かう物語。「裏世界ピクニック」と同じく、主人公が大きな流れに巻き込まれていく心の葛藤が面白い。そして、それが無意識に百合世界に発展していく過程も見ものだ。 本作品もアニメ化しやすい内容なので、今後にいろいろと期待したい。睡獣のイメージや攻撃内容、ナイトランドの描き方等、コミック・アニメにしやすい描写表現がされている。また、次回を予感させる結末でもあり、小説もPart2, Part3と続々繋げて戴きたい。

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