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無名戦士の最後の戦い の商品レビュー

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2021/01/30

「〇〇方面ニテ戦死」 こんな戦死公報にしか残らなかった英霊たち。日米双方の記録から真相を探る。戦後75年をへたからこその感動のノンフィクション。 極々一部の英雄以外は歴史に名は残らないと。50歳を間近に見えてつくづくと感ずる。自身の人生を振り返ると正に半生、野望を持ちつつ平凡な...

「〇〇方面ニテ戦死」 こんな戦死公報にしか残らなかった英霊たち。日米双方の記録から真相を探る。戦後75年をへたからこその感動のノンフィクション。 極々一部の英雄以外は歴史に名は残らないと。50歳を間近に見えてつくづくと感ずる。自身の人生を振り返ると正に半生、野望を持ちつつ平凡な姿に落ち着いていく日々。そんなタイミングでであえたからあこそ本書に登場する若者たちの生涯は胸に迫るものがある。 本書は、漠然とした戦死の事実を、日米の記録を基に検証していく内容。戦死1名という平凡な記録の裏にいやがおうにも迫る。戦後75年が過ぎたとはいえ胸を打つ。 戦艦、空母を支えた補助艦艇であったり戦闘機、攻撃機が既に不足し練習機での特攻を余儀なくされたり。命には同じように価値があると思う。作戦を立てる司令部でも練習機の特攻揶揄していた事実はなんとも哀しい。 戦争、特攻、ほかにも戦争を巡る人々の数々のドラマ。正邪二つの判断を超えた若者の命のなくなった事実。深く噛み締めたいです。

Posted byブクログ