君の瞳に愛をささやく の商品レビュー
ドラマティックでロマンチック
【受け】 やり手のカーディーラー 営業マン 【攻め】 新人画家 年下ワンコ 【受け】視点で追うストーリー。 【受け】は、過去の深い心の傷とある「秘密」が原因で、恋愛 に前向きになれない。 そんな不器用さや、頑なさ、そしてエゴやコンプレックスを【攻...
【受け】 やり手のカーディーラー 営業マン 【攻め】 新人画家 年下ワンコ 【受け】視点で追うストーリー。 【受け】は、過去の深い心の傷とある「秘密」が原因で、恋愛 に前向きになれない。 そんな不器用さや、頑なさ、そしてエゴやコンプレックスを【攻め】の明るい気質が 解きほぐし、そして救われてゆく。 すれ違いながらも紆余曲折を経て、いつしか互い の想いと感情を身体と共に重ね合わせてゆくいかにもスローな展開は、まさに大人の男の ロマンスにあふれている。----------ゆっくりと確実に。 ---------------そう、彼らに必要なのは時間だから。 言ってしまえばただそれだけの物語かもしれないが、時とともに人は変化し、動いてゆく。その心情と過程が繊細、かつ丁寧に書かれており、じつに巧みです。巧みすぎていつの間にか内省させられる心境でした。(笑) ラストはハピエンですが、中途、【受け】に対する【攻め】の冷たくキツい言動は、理解できるものの、リアルすぎて寒気がしました! まさに男達の恋愛! 読み終えた時にはタイトルの意味の深さがジ~ンと胸に滲みてくる素敵な作品でした! それにしてもゲイバーで出会う設定ってやっぱりイイわ~!
ELLE
号泣しました。:゚(;´∩`;)゚:。 過去に怯えて早めに攻に打ち明けられなかった受、受が何も話してくれないことに不安を募らせ苛立つ攻。 どちらも悪くないし、どちらも相手が好きだと思う気持ちだからこそ、痛々しくて悲しい。 受がついに秘密を打ち明けるシーンは、お互いがお互いに相手を...
号泣しました。:゚(;´∩`;)゚:。 過去に怯えて早めに攻に打ち明けられなかった受、受が何も話してくれないことに不安を募らせ苛立つ攻。 どちらも悪くないし、どちらも相手が好きだと思う気持ちだからこそ、痛々しくて悲しい。 受がついに秘密を打ち明けるシーンは、お互いがお互いに相手を思いやれなかったことを悔いていて、本当に涙が止まらなくて大変でしたし、その後のベッドの中で受が言った、攻の絵に対する本音がもう嗚咽レベルで悲痛でたまらなかったです。 受が本当に真面目で不器用で、でも人間のリアルってこうなのかな、とも思います。 一方で何も話してくれないことに不安になって責めてしまった攻もまた、人間のリアルだな、と思う。 人生経験を積んだが故の、アラサー男達のリアルな恋愛って感じでした。
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なぜかワタクシの萌えツボを的確に圧してくる…。基本年下攻めがマストなのだよなぁ。 ワンナイトラブ的な導入にも関わらず、一目惚れワンコな攻めの溺愛モードがたまらん。 受けのある秘密でできたすれ違いの別れから…あぁぁ切ない! 雑誌読んでて単行本化しないかと狙ってたん。雑誌は雪路凹子さんイラストだったんよねーどちらも素敵です。コミコミ特典はふたりの日常~受けのツナギに悶える攻め(笑)←エチなし 。コミコミは送料鬼だけどヨネダコウ先生のファイルも貰えた~
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前の恋を引きずった想いと嫌われたくない想いから怯えながらも愛を欲する秋文 真っ直ぐに想いをぶつける藍沢は秋文の本当の姿が見つけられず傷つく 二人がそれぞれに持つ過去の傷や過ちをお互い乗り越え、もう一度手を取り合う、自己再生のお話 凄く深いお話です。 秋文が色弱というハンデを持ちながらも、工夫して仕事をする姿勢を理解や受け入れず妬む同僚にハメられたり、藍沢の愛を取り戻すために殻を破る姿に涙しました。 二人が抱える家族との背景なども書き込まれ読みごたえがありました。 大人の純愛ストーリーです
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初読み作家さん。 油絵を描く28歳の新人画家で年下大型わんこ×32歳の辣腕カーディーラー営業。 秋文は、元恋人との別離で心に深い傷を負っている身で、反動で仕事に没頭するも、その営業成績のすごさから謂れのない嫉妬や嫌がらせを受けて心が折れそうになっていた時、藍沢と出逢い、その一途な...
初読み作家さん。 油絵を描く28歳の新人画家で年下大型わんこ×32歳の辣腕カーディーラー営業。 秋文は、元恋人との別離で心に深い傷を負っている身で、反動で仕事に没頭するも、その営業成績のすごさから謂れのない嫉妬や嫌がらせを受けて心が折れそうになっていた時、藍沢と出逢い、その一途な気持ちに救われ癒されていきます。 藍沢は積極的でHもリードして料理もできるスパダリぽいところもありながら、年下らしい甘えもみせる、まさに大型わんこ彼氏です。 二人の恋人としての相性は誰が見てもバツグンだと思います。 でも、どうしても告げることができない秋文の秘密のせいで、せっかくの幸せが壊れてしまい、とても辛い展開に。 幸せだからこそ大切にしたくて秋文は言うことができなかったと思うし、過去の恋愛のトラウマも臆病さを植え付けてしまった一因になっているんですよね。 言うべきタイミングを逃してしまった秋文の不自然な態度にどんどん不信感を抱く藍沢の胸中を想像すると、これもまた辛くなります… 一番秋文に励まされたいタイミングだったから、なおさら失望が大きかったはず。 最悪のすれ違い愛なのです。 藍沢が秋文に投げつけた言葉はひどいけど、彼も必死にあがいて作品を産み出して、秋文との関係にささやかな幸せを見出していたのだから、愛されていないと絶望する気持ちもとても理解できて酷い奴とは思えなかったです。 絵によって別れて、絵によってまた愛し合う…という、運命的な二人の関係が繊細なタッチで描かれていて、ストーリーに強く引き込まれてしまいました。 特に、ゲイである二人のそれぞれの家族との関係性がしっかり描かれていて、そういう家庭環境が二人の性格にとても影響を及ぼしていたことに納得しました。 優しさと痛みがデリケートに描かれていて、その後の二人の幸せをそっと祈りたくなる話でした。 作家買いしようかなと思っています。
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