雨あがり の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
明暦3年の大火で長屋暮らしになったお糸17歳。右隣は9歳の奈々と父親の岩助、右隣はちょっと因業だけど三匹の野良猫の世話をしているおイネ。長屋暮らしは、薄い壁越しに温もりが伝わってくる。お糸は縁切りの手紙を書く代書屋を。縁の始まり、縁の切れ目、そして丸くおさまる縁・・・、読み応えがあります。泉ゆたか「雨あがり」、お江戸縁切り帖シリーズ№1、2020.12発行、連作5話。人の縁は、最後は必ず生き別れか死に別れ。だから大事にしなくちゃいけない。
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お江戸の縁切り帖 シリーズ1 明暦の大火の一年後。 書写が得意だった、糸17歳は、住職の勧めで、焼け跡で、写本の仕事を始めた。 注文が次々と舞い込んでくるようになり、その、評判を聞きつけて、縁切りの手書きを代筆することになった。 浮気亭主、悪友、憧れの役者、親子・・ 情が捻れ...
お江戸の縁切り帖 シリーズ1 明暦の大火の一年後。 書写が得意だった、糸17歳は、住職の勧めで、焼け跡で、写本の仕事を始めた。 注文が次々と舞い込んでくるようになり、その、評判を聞きつけて、縁切りの手書きを代筆することになった。 浮気亭主、悪友、憧れの役者、親子・・ 情が捻れ、別れざるを得なかった人々に、温かな縁切りの手伝いをする。
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きっと熊蔵は、ただ糸の喜ぶものは何だろうと考えただけだ。これだと閃いたら、いくらでも労を惜しまない、まっすぐな気質なのだろう。
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明暦の大火の後、1人長屋で暮らす糸は写本を生業にしている。ある事がきっかけで縁切り状を書くことになりやがてそれも仕事になり、様々な人達の「縁」に触れることになり、人生経験を積んでいくことになる。 少女の成長譚。長屋には幼い奈々や老女イネなども住んでおり、その人達との触れ合いも糸を...
明暦の大火の後、1人長屋で暮らす糸は写本を生業にしている。ある事がきっかけで縁切り状を書くことになりやがてそれも仕事になり、様々な人達の「縁」に触れることになり、人生経験を積んでいくことになる。 少女の成長譚。長屋には幼い奈々や老女イネなども住んでおり、その人達との触れ合いも糸を成長させる。まだ火事の後のお救い小屋がありそこに住んでいる人も沢山いる頃の話。 面白い題材だけど、現実はもっとシビアだったろうし、大火災の後にしては呑気な物語すぎるかな。 身寄りのない少女の一人暮らしにしては不自由ない暮らしすぎるし。もう少しリアルに描いて欲しかった。
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江戸の大火で焼け出され、身寄りなく長屋に住まい代書屋を営む傍ら「縁切り状」を代筆し、人のご縁を繋ぐ手伝いをする少女「糸」を描いた時代小説 連作短編集 キレイに別れられると密かな評判を呼ぶ「えんぎりや 糸」 彼女の一生懸命な揺れ動く気持ちが丁寧に綴られ 会話筒抜けの長屋の住人同士...
江戸の大火で焼け出され、身寄りなく長屋に住まい代書屋を営む傍ら「縁切り状」を代筆し、人のご縁を繋ぐ手伝いをする少女「糸」を描いた時代小説 連作短編集 キレイに別れられると密かな評判を呼ぶ「えんぎりや 糸」 彼女の一生懸命な揺れ動く気持ちが丁寧に綴られ 会話筒抜けの長屋の住人同士、損得勘定抜きで助けあい生きる様子に、胸打たれる良作品 次巻も楽しみです
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202012/面白かったけど、主人公のあの不思議設定はなくてもいいような。この本もだけど、最近読んだり気になったりした本はおとないちあきさんの装画が多く書店で平積されている中で目をひく。
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