思春期男子の正しいトリセツ の商品レビュー

柳沢幸雄(著者)

2022/07/27

元開成中学・高校の校長先生による思春期男子の子育て本。思春期男子は母に信頼と甘えがあるからこそ無愛想な態度をとる。

2022/04/11

個人的に「思春期・反抗期の親子関係」についての知識、強化期間（笑）ということで、似たようなタイトルの本を続けて読んでいるのだが、こちらは開成で９年間校長をされていた先生が書いた「母親と息子」の関係に焦点をあてた本。
著者は現在、女子校の校長先生をされているとのことで、女子と男子の比較も興味深い。
ジェンダーの視点から、男子だから、女子だから、と区別して育てるのはナンセンス、と言われがちなこの頃だが（そしてそれを「男らしさ・女らしさ」の押し付けとするなら、もちろん私も反対なのだが）、男子と女子の子育てが、まったく同じでうまくいくかというと、実感としてそうでもないような気がするのも事実。
母親にとって、異性である息子の考え方は、幼いころから、ちょっとした宇宙人と接しているような感じもしていたが、あぁ、あの繊細だと思ったら、根拠もなく自信があったり……とかいうのは、うちだけじゃなく「男子」とはそういうものなのかと、いろいろナットク……。
理想論ではなく、ひとつひとつ、実践的な言葉かけなどの対応が載っていて、これなら私にもできそう、という気持ちになった。

2022/01/07

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http://yupiyupiko.blog.jp/

2021/11/20

思春期に入ってきたうちの息子くん。彼のイライラに影響されてこちらもストレスでパンパンになってしまう毎日で、どう接したら良いか悩み、最近、思春期男子の本を数冊読みました。この本はその中で一番しっくり来て、実践してみようと思う事が書いてありました。

　※先生や学校などを批判することについて…
　先生が嫌なのは、相性、ウマが合わないからで、合わないなら合わないなりに自分がどう立ち回るかを考えさせる。自分が先生の立場ならどうするか？など、ただの悪口にせず、建設的な話に持っていく。

　※負けることの意義について…
　子供は失敗から学ぶが、何かを学ぶのは自分の責任において失敗したときのみ。だからこそ、本人の責任のもとでやらせることが大切。
　そして、失敗しないためのHOWを示す。（朝起きられない時は目覚ましを二つ置くなど。）親が手を出す領域をしっかり線引きし、これから先はあなたの責任よ、と事実を伝える。

　不得意なことではなく、得意なことに目を向けて欲しい。足りない部分を埋めていくことばかりに意識がむいて、尖った部分を削らない。きれいな丸はできるかもしれないが、これかの社会で求められるのは、その子ならではの「個性的な凹凸」。その子だけがもつ尖った個性を大切に。

　数冊読んで感じたのは、男女両方の著者の本をとりあえず読んでみて、女性が書いたものはそういう親子のスタイルもあるんだなと参考程度にとどめ、男性が書いたものを実践に移す方が良さそうだということ。思春期男子にどういう特性があるかは両者似たことを書いているけれど、その特性を踏まえた上で、実際にどう扱って欲しいかは経験した男性の方がリアルに教えてくれる気がします。

2021/02/15

つい思春期男子に言ってしまうような言葉一つ一つについて丁寧に解説している。トリセツ、なるほどと思いながら読んでいった。