みんなはアイスをなめている の商品レビュー
#みんなはアイスをなめている #おはなしSDGs #安田夏菜 #講談社 相対的貧困についてよくわかる話。こういう子が7人に一人はいるということだ。この話のように親が悪いわけじゃないのに子が親を責めてしまうことはあると思う。大人だってつらいのだ。じゃあどうしたらいい?難しい問題で...
#みんなはアイスをなめている #おはなしSDGs #安田夏菜 #講談社 相対的貧困についてよくわかる話。こういう子が7人に一人はいるということだ。この話のように親が悪いわけじゃないのに子が親を責めてしまうことはあると思う。大人だってつらいのだ。じゃあどうしたらいい?難しい問題ですね。
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子ども向けの貧困についての話。 海外だけでなく、日本の貧困について、知らないといけないけど、今は目に見えにくくなっている。 お金がないと教育にも差が出る。すると、その子の将来にも影響する。 努力が通用する社会であって欲しい。 お金がないとやはり辛いよね。
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貧乏のことについて知りながら、陸くん、美波ちゃんとそのお母さんの生活について読める、お話。お話の最後に、貧乏について詳しく書かれている。
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せつない。でも実際世の中にたくさんある話。自分たちにできることはなんだろうか、と深く考えさせられる1冊
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3.0ついに児童文学に子どもの貧困が描かれる時代に。現代版泥の川。泥の川が、いかに文学として優れているかがわかるな。
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貧困の子への理解につながった。ありがとうございます。このシリーズの全部買って子どもが読めるようにしておくわ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
おはなしSDGsというシリーズで、17目標のうちのひとつめ「貧困をなくそう」を題材に描かれたストーリー。 父は失踪し、体を壊している母が介護のパートで小学6年生の陸と3年生の美波を養っています。 物語は陸が郵便受けから給食費滞納のお知らせを見つけるところから始まりました。つぶやくことばは「またかよ」。今日食べた給食が思い浮かび「ただ食い」という言葉が頭をよぎり、うしろめたくなる陸。 そこを皮切りに、払えない学童のお金、3年生になるのに絵本しか読めない妹、3日間変えないバスタブの水、少なく栄養の偏った晩御飯のおかずなどなど、小学生の子どもにはキツい現実が次々と明かされます。 買い物の帰りに、よその子どもがレストランで誕生日を祝ってもらうのを無言で見つめる妹。美波の誕生日はあさってなんです。最初、葛藤を抱える兄と違って、妹はまだ家庭の経済状況は理解していないのかなと思って読んでいましたが、こういう所からいろいろ感じ取っていることがわかります。それを察している陸は、予算の500円と努力で可能な限り豪華な晩御飯を用意します。喜ぶ美波ですが、せっかくのごちそうをほとんど食べることができません。原因は虫歯。歯医者に行くのにも治療費がかかる。日々晩御飯用の500円しかないのにどうするの? という流れ。 挿絵が多めで、文体もストーリーもとても読みやすいため、暮らしの厳しさやつらい現実は理解しやすいと思います。 ただ、外国の貧困と飢餓にあえぐ子どもを見て「うちは貧乏じゃない」という妹に兄が抱く複雑な思い。「みんながアイスクリームをなめているのに自分だけ胃薬をなめている」ということばの持つ意味。挿絵と同じように挿入されているグラフから得られる情報。物語の希望であり、SDGsシリーズとしてのこの本のテーマ「貧困家庭を支えるための制度」。これらに関してはある程度の読解と共感と知識が必要かなと感じます。
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