毒を喰らわば皿まで の商品レビュー
挿絵のない作品を読んだのはこれが初めてかもしれない、それでも熱中して読めた。 個人的に一つの作品に複数のカップリングが出てくるのが好みじゃないので、思っていたのと少し違ったが、下巻も読んでみようかなと思う:)
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BL初心者ですが、そこは置いておいて、これはピカレスクロマンとして、魅力的な悪者です。 普通、転生者は自分が悪役と気づいたら、改心しますが、この主人公は突き進みます。
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お見事!素晴らしかったです! 乙女ゲームとか、嫌われとか、チートとか、ありきたりと言えばそれまでな盛り合わせなのに、その見せ方が面白い。 端々入る加虐性も好みだったし、予定調和もベタベタしてなくて良かった。 惜しむらくは、少なくとも記憶を戻した後の宰相が言うほど『悪』じゃなかった事と、これは設定上仕方ないんだろうけど予想外の出来事もなく言ったらそれこそ乙女ゲームみたいにルート入っちゃえばゴールにたどり着くだけっていう展開が物足りなかったなぁ。 せっかくなんだから、もっと振り切って欲しかった。 なんならついでに読みにくかったのと、分かりにくかった箇所は多分にあるけど、ま、そこはしょうがないよね。そこを補って余りある面白さがあったのでトントン。 エンディングを迎えた事はある意味潔いけど、なんなら続編もショタで始めて欲しかった。。。ま、これは大人の事情なのか、もったいない。。。
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可愛い娘のためにパパがんばる。 どっちも大型犬な攻めがクール美人な受けにメロメロだけど、メインカプよりサブの神官長たちの方が好みだった。 やり込むほど好きだったであろうゲームのキャラを容赦なく陥れていく人間味のない主人公なので、あまり異世界転生っぽくはない。陥れるといっても不幸に...
可愛い娘のためにパパがんばる。 どっちも大型犬な攻めがクール美人な受けにメロメロだけど、メインカプよりサブの神官長たちの方が好みだった。 やり込むほど好きだったであろうゲームのキャラを容赦なく陥れていく人間味のない主人公なので、あまり異世界転生っぽくはない。陥れるといっても不幸になるのはゲームでの主人公関係だけだが、短い描写とはいえ女としてかなり酷い目にあう(悪いことをしていない家族も含めて)ので、苦手な人は注意が必要。
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異世界転生もの。悪の宰相であり悪徳令嬢の父であるアンドリムが前世の記憶を思い出す。今居る異世界がかつて攻略した乙女ゲーの世界で、記憶を元に復讐を図る。BL展開はなかなか無かったが、アンドリムの復讐がどう決着するのか、ドキドキしながら読んだ。悪辣な復讐だったが、痛快だった。
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魅惑の悪徳プレイヤー 【受け】である主人公(元宰相)が、『ゲームの世界へ転生してしまう』という、異界トリップものです。 宮廷の人間関係が興味深く、竜が存在するファンタジー世界をまるでゲームプレイヤー感覚で物語を追って行くのは面白かった! 主人公の内面描写はあるものの、感情...
魅惑の悪徳プレイヤー 【受け】である主人公(元宰相)が、『ゲームの世界へ転生してしまう』という、異界トリップものです。 宮廷の人間関係が興味深く、竜が存在するファンタジー世界をまるでゲームプレイヤー感覚で物語を追って行くのは面白かった! 主人公の内面描写はあるものの、感情表現はクールなので余計そんな感覚になりました。 窮地に追い込まれた【受け】の、悪党ぶりを発揮する奸智に長けた逆転痛快劇が、BL小説感覚を超えた超絶おもしろ展開に引き込まれてしまいます。 その主人公の、華やかで優雅な悪漢ぶりはまさに『悪の華』。 『悪』の爛れた妖しい燦然たる魅力を撒き散らしながら、【攻め】である騎士団長をおとすところは緊迫感バシバシで、………官能に酔いしいれてしましました。 ただ、主人公の内面と著者の記述に、一貫性が時々欠けるところがあるので、人格がブレたように感じられます。 また、他の登場人物達の年齢層が若年者ばかりなので、世界観が狭小に感じられて作品世界のリアリティにいまひとつ重みがない気がした。 かといって、小説としての愉しみが希薄だというわけじゃありません。 着想・構成・ストーリー運びの重厚さ、耽美で優雅な文体や、センスが良いウィットに富んだ会話にはうっとりしてしまいます。 キャラの造形も非常に魅力的で読み応えがありました。 今からまた読み返します‼︎
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