現代マンガ選集 少女たちの覚醒(文庫版) の商品レビュー
海街diaryに最近ハマって、DVDが図書館にあるかも~と検索したらヒットした文庫本。 出てきた漫画は、まさに、リアルタイムで読んでたもの。(海街diary以外は) もちろん知らない作家も作品もあったけど、懐かしく読ませてもらいました♡ 恩田陸さんの解説の一条ゆかり編。 そうな...
海街diaryに最近ハマって、DVDが図書館にあるかも~と検索したらヒットした文庫本。 出てきた漫画は、まさに、リアルタイムで読んでたもの。(海街diary以外は) もちろん知らない作家も作品もあったけど、懐かしく読ませてもらいました♡ 恩田陸さんの解説の一条ゆかり編。 そうなんです~私もです〜 『摩耶の葬列』と『雨のにおいのする街』と『9月のポピィ』の3冊は、探せば絶対実家にあるはず!! 一条ゆかり、大好きだったわ~♡
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少女マンガって恐ろしい。 そして、怖いけど気になる。怖いけど惹かれるし、美しく見える。不謹慎だけど面白い。 70年代から80年代の少女マンガはすごい怖い。
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恩田陸編集とのことで、意外にも漫画好きだった編者の趣向が心行くまで楽しめます。 萩尾望都先生「ドアの中のわたしの息子」萩尾先生はマジでSFも描かれるから凄いよな…。このきらびやかな絵柄で重厚なテーマを成立させる世界観…。 一条ゆかり先生「ラブ♥ゲーム」70年代少女漫画でございとい...
恩田陸編集とのことで、意外にも漫画好きだった編者の趣向が心行くまで楽しめます。 萩尾望都先生「ドアの中のわたしの息子」萩尾先生はマジでSFも描かれるから凄いよな…。このきらびやかな絵柄で重厚なテーマを成立させる世界観…。 一条ゆかり先生「ラブ♥ゲーム」70年代少女漫画でございというきらきら瞳に美麗な肢体の少年少女の恋の駆け引きと見せかけて…うーん大人の恋愛漫画だ。 坂田靖子先生「サーミュの家」もうそのまま海外児童文学にできそうなテンションだよな…。しかし、かわいいだけじゃない展開が痛快。 土田よしこ先生「つる姫じゃ~っ!」どう考えてもオタク、つる姫大好きでしょ。 美内すずえ先生「エリカ赤いつむじ風」まんまガラスの仮面キャラデザの美麗キャラクターがバリバリの大阪弁しゃべってるだけでなんか…いいよな…。それにしても美内すずえ作画のイケメンの輪郭はほんと…ジワジワ来る…。 清原なつの先生「花岡ちゃんの夏休み」70年代少女漫画作画でインテリ系眼鏡喫煙者ヒロインってのは画期的だったろうな…。 わたなべまさこ先生「聖ロザリンド」めっちゃめちゃに怖くて、めちゃめちゃ好きだったコレ…。ロザリンドの純粋無垢な大量殺人鬼っぷりが…うーん、恩田先生絶対好きだろうな…。 倉田江美先生「一万十秒物語」この雰囲気とシンプルな画面…、ほぼ現代の女性誌向けコミックの原型だよな…。 篠有紀子先生「フレッシュグリーンの季節」こ、こんなに現代的な思春期のヒリヒリを既に70年代で描いてたのか…凄いな…。それをこの作画でやるのが…儚くて…す、すごい…。 吉田秋生先生「海街diary」お恥ずかしながら実写映画しか観てないのですが、そうだよなこういう画面だよな…。内容も地味に見えてめっちゃ大人向けだよな~~~~という印象だったけども、漫画で描かれるとこうも…刺さるものになるのか…。
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評価は別れているようですが、少女漫画はさほど読んでいない(一条ゆかりと清原なつのは読んでいた)私としては、恩田さんのセレクトは良かったかも。殆どの作品が面白く読めた。特に恐怖ものとSFものが良かった。 なかなか漫画まで手が回らない。買ったはいいが、読んでないものも結構ある。いかん...
評価は別れているようですが、少女漫画はさほど読んでいない(一条ゆかりと清原なつのは読んでいた)私としては、恩田さんのセレクトは良かったかも。殆どの作品が面白く読めた。特に恐怖ものとSFものが良かった。 なかなか漫画まで手が回らない。買ったはいいが、読んでないものも結構ある。いかんなぁ。
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シリーズ最終巻は、"少女マンガ"という括りからのセレクション。 本作で取り上げられている作品の多くが70年代発表のものだが、この当時は、"少年マンガ"、"少女マンガ"の間に高い壁があったような気がする。少女マンガ...
シリーズ最終巻は、"少女マンガ"という括りからのセレクション。 本作で取り上げられている作品の多くが70年代発表のものだが、この当時は、"少年マンガ"、"少女マンガ"の間に高い壁があったような気がする。少女マンガというと、大きな瞳に星がキラキラ輝いているような美少女が出てくるか、題材も初心な恋愛感情を描いた学園ものがオーソドックスだったのではないだろうか。 本書は編者が同時代的に読んできた作品から選択したとのことだが、これまでの定型的なものを打ち破るような作品が結果としてセレクトされているように思える。ただ、それにしても男女性別区分の固定観念があったなあと感じられるところが随所に見られるのは、正に歴史である。 子供時代、わたなべまさこ描く西洋人の絵柄が好きでなかったのだが、『聖ロザリンド』は、個人的な好悪は別として、可愛らしい女の子の残酷さがこの絵柄にとてもマッチしているとは思った。 『海街diary』は、映画の原作はこれだったのかと初めて知ったが、家族を巡る良質な短編小説を読んだような気分にさせてもらった。
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萩尾望都のものは偶然読んだことがあったので嫌な予感がしたが……。 連作からの抜粋はやむなしとはいえ今までの選集ではそれでもまだ配慮していたと後になってわかった。 というくらいセレクトが極私的……恩田陸よ……。 粘り気のある連作からこうして一部を抜き取るだけで魅力が失われていくようにも思える。 かろうじて、一条ゆかり「ラブ❤ゲーム」とわたなべまさこ「聖ロザリンド」くらいか。 萩尾望都「ドアの中のわたしの息子」 一条ゆかり「ラブ❤ゲーム」 坂田靖子「サーミュの家」 土田よしこ『つる姫じゃ~っ!』より「いい旅しよう!の巻」 美内すずえ「エリカ赤いつむじ風」 清原なつの「花岡ちゃんの夏休み」 わたなべまさこ「聖ロザリンド」 倉多江美『一万十秒物語』より「儀式」 篠有紀子『フレッシュグリーンの季節』より「いちばん不思議な人」 吉田秋生『海街diary』より「蟬時雨のやむ頃」
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<目次> 萩尾望都「ドアの中の私のむすこ」 一条さゆり「ラブ♥ゲーム」 坂田靖子「サーミュの家」 土田よしこ「つる姫じゃ~っ!」 美内すずえ「エリカ赤いつむじ風」 清原なつの「花岡ちゃんの夏休み」 わたなべまさこ「聖ロザリンド」 倉多江美「一万一秒物語」 篠有紀子「フレッシュグリーンの季節」 吉田秋生「海街diary」 <内容> 恩田陸編の少女マンガ選集。この選集で一番面白かった。少女マンガは嫌いだったんだが…。少年マンガよりもストーリーがしっかりとしていて、読みごたえがある。「聖ロザリンド」「海街diary」などが良かった。
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既に評価されている作者、作品が多かったかな。 恩田さんとは同世代なので、当然と言えば、当然なんだけど。 もう一捻りしたものを期待しただけに、少し残念。 買う前に中身の確認をしっかりしないと駄目ね。
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