信長島の惨劇 の商品レビュー
「そして誰もいなくなった」へのオマージュ作品。本能寺の変で信長が撃たれた十数日後、信長から密書が届く。密書により孤島に招かれた秀吉や家康などの面々。そして一人ひとり殺されていく。歴史的に謎とされていることにスポット当てて田中さんなりの解釈を交えながら進みます。結末のテイストが若干...
「そして誰もいなくなった」へのオマージュ作品。本能寺の変で信長が撃たれた十数日後、信長から密書が届く。密書により孤島に招かれた秀吉や家康などの面々。そして一人ひとり殺されていく。歴史的に謎とされていることにスポット当てて田中さんなりの解釈を交えながら進みます。結末のテイストが若干「そんなバカな」感になったけど(笑)楽しかった。しっかりと歴史をなぞらえていたのも良かった。
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本書との出会いはブクログ! 本能寺の変とその後の謎 ・信長は本当に死んでいたのか? ・その後の光秀に勝算はあったのか? ・秀吉の中国大返しは何故あんなに速かったのか? ・徳川家康の軍師 天海入道の正体とは? 色んな作家が挑戦する歴史ミステリーの定番ですが本書は本能寺の変のミ...
本書との出会いはブクログ! 本能寺の変とその後の謎 ・信長は本当に死んでいたのか? ・その後の光秀に勝算はあったのか? ・秀吉の中国大返しは何故あんなに速かったのか? ・徳川家康の軍師 天海入道の正体とは? 色んな作家が挑戦する歴史ミステリーの定番ですが本書は本能寺の変のミステリーにも触れながら、絶海の孤島で繰り広げられる本格ミステリー!? メンバーが超絶豪華!!! 豊臣秀吉、徳川家康、柴田勝家、高山右近!! そして、細川ガラシャ、森蘭丸、弥助と千利休!!? 本能寺の変の後の山崎の戦い以降、清洲会議前のタイミングで、明智光秀により弑虐されたはずの織田信長より上段の4人が三河湾に浮かぶ島に呼び出される!? 下段の4人は死んだ筈の信長より、上段の4人の接待を命ぜられる??? 死んだ筈の信長が生きているのか死んでいるのか、疑心暗鬼に苛まれる招待客達の最初の晩餐で犠牲者が・・・ アガサクリスティのそして誰もいなくなったのように、次々と死んでいく招待客達・・・ 思わず『清洲会議大丈夫?』と思ってしまいました? 歴史の知識とミステリーの要素が複雑に絡み合う新訳本能寺の変! 気になる方は是非お読みください!!!
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途中までは普通にそして誰もいなくなったオマージュの本格推理ものかと思ったけれど、謎解きで信長と光秀の魂入れ替えで「これは本気のギャグだ」と悟った。秀吉の名古屋弁がめっちゃ名古屋弁だった。記憶を失う都合のよい薬も出てきたけど、入れ替わりがOKなら薬など些末な問題。どう決着つけるのか気になって読み進める系かな。
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正直、導入部の頭ゴッチーンで嫌な予感はした。 まさか、まさか「私たち・・・入れ替わってる〜!?」的な陳腐な話じゃないよね・・・?と。 今日び量産型萌えアニメでもやらないような陳腐なプロットを、血生臭い戦国時代に落とし込んでら臭みは消せるかという実験作? だとしたら、その試みは失敗していると言わざるを得ない。
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本能寺の変のわずか十数日後。 死んだはずの信長から届いた書状で はなれ小島に集められた武将たち。 本当に信長は生きているのか? 何のために召集をかけたのか? 書状に書かれた「余は知っておるぞ」の文字。 疑心暗鬼でお互いの出方を探る彼らだったが ひとり、またひとりと死んでいく…。 ...
本能寺の変のわずか十数日後。 死んだはずの信長から届いた書状で はなれ小島に集められた武将たち。 本当に信長は生きているのか? 何のために召集をかけたのか? 書状に書かれた「余は知っておるぞ」の文字。 疑心暗鬼でお互いの出方を探る彼らだったが ひとり、またひとりと死んでいく…。 おお〜。 登場人物と舞台こそ戦国時代ですが 内容はバッチリ『そして誰もいなくなった』 私が知っている程度の歴史の知識でも 信長と光秀の確執や 秀吉、家康、勝家の腹の探り合い 右近やガラシャの邂逅など 実はこういうことだったのではという 歴史の「if」まで楽しませてもらいました。
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本能寺で亡くなったはずの信長から島への招待状が各武将に届き……一人ずつ死んでゆく 罠と真相と史実と伝承を織りまぜているのが、とてもワクワクしました
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早川時代ミステリー文庫初読み。山崎の戦いから清洲会議の間の出来事。本能寺で死んだはずの信長から、とある島に来るように、との書状を受け取った秀吉、勝家、右近と家康。クリスティのあの名作を彷彿とさせる設定にこれから何が起こるんだろうとワクワクして読めました。武将同士の掛け合いも見事で...
早川時代ミステリー文庫初読み。山崎の戦いから清洲会議の間の出来事。本能寺で死んだはずの信長から、とある島に来るように、との書状を受け取った秀吉、勝家、右近と家康。クリスティのあの名作を彷彿とさせる設定にこれから何が起こるんだろうとワクワクして読めました。武将同士の掛け合いも見事で、何よりもノンフィクションの歴史的事実の後に、ミステリーのフィクションを挟み見事にノンフィクションに戻る内容内容はお見事!序盤の信長による光秀イジメも酷かったのですが、まさかこんな意味があったとは。素晴らしい歴史ミステリーでした!
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本能寺の変にて死んだはずの織田信長を名乗る書状が、羽柴秀吉、柴田勝家、高山右近、そして徳川家康の元に届く。三河湾の小島に一人で来るようにと。 信長の死に対して何らかの負い目のある彼らは不審に思いながらも招待に従う。 そして、京で流行りだした童歌の歌詞の見立て通りに島では殺人が起き...
本能寺の変にて死んだはずの織田信長を名乗る書状が、羽柴秀吉、柴田勝家、高山右近、そして徳川家康の元に届く。三河湾の小島に一人で来るようにと。 信長の死に対して何らかの負い目のある彼らは不審に思いながらも招待に従う。 そして、京で流行りだした童歌の歌詞の見立て通りに島では殺人が起きる。 アガサ・クリスティーの「そして誰もいなくなった」へのオマージュ作品と銘打った時代本格ミステリー。6年ぶりに発売されたこの時代小説がすごい2022年版で4位にランクイン。 4人の武将の特徴が手く書き分けられストーリーに没入する。 本能寺の変に対して、驚愕の真相が待ち受ける結末。んな訳あるかい。さもありなん。フィクションならではの面白さ。
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本能寺の変後、信長を名乗る何者かによって無人島に集められた武将たち。それぞれに秘密を抱えた彼らはやがて、わらべ歌になぞらえるようにして順に殺されていく……と、「そして誰もいなくなった」シチュエーションなのは言わずもがな。犯人は誰なのか、果たして信長は本当に生きているのか、いやそも...
本能寺の変後、信長を名乗る何者かによって無人島に集められた武将たち。それぞれに秘密を抱えた彼らはやがて、わらべ歌になぞらえるようにして順に殺されていく……と、「そして誰もいなくなった」シチュエーションなのは言わずもがな。犯人は誰なのか、果たして信長は本当に生きているのか、いやそもそも本能寺の変はなぜ起こったのか、などなど謎がいっぱいの歴史時代小説にして本格ミステリです。これが史実だったらめちゃくちゃ面白い(笑)。 あまり日本史には詳しくないのですが。それでも充分に楽しんで読めました。お勉強にも……なるかも? ミステリとしてはもちろん楽しくて仕方がありません。謀略に次ぐ謀略、そしてすべての真相は……そんなのありですか! さすが田中啓文さん。どこまでも笑わせてくれますが、ミステリとしては筋が通ってるので本格なのは間違いないです。
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本能寺の変を題材に、アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」にオマージュを捧げたミステリ。 戦国時代、本能寺の変に関わりのある武将や人物を登場させ、「実は本能寺の変では…」という設定で現在、一般に知られている当時の武将たちの性格をうまく利用し描かれている。「そんなことはあり...
本能寺の変を題材に、アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」にオマージュを捧げたミステリ。 戦国時代、本能寺の変に関わりのある武将や人物を登場させ、「実は本能寺の変では…」という設定で現在、一般に知られている当時の武将たちの性格をうまく利用し描かれている。「そんなことはあり得ない」と誰もが理解しているが、それでも「最後はどのような結末になるのだろう」と先を読まずにはいられなくなる展開だ。 暇な時に、さらりと楽しめる一冊。
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