偶然にして最悪の邂逅 の商品レビュー
読みにくかった。特に「リブート・ゼロ」がしんどかったけど、最後の表題作が2周したくなるほど良くできていたので総合的な印象は良い。
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変わったタッチ。 いいか悪いかは好み次第だが、にしても評価が難しい。嫌いではないが、褒める気もしない。
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西澤保彦さんの本格ミステリが5編詰まった短編集。デビュー25周年だと。 まぁ西澤さんのロジカルな感じが好きならまず間違いなく楽しめる。私もこの手が好きなので読んでいたのだが、なかなか頭の中の整理が追い付かず少々てこずった。最後まで読むとあれがあーなってそういうことだったのかー…...
西澤保彦さんの本格ミステリが5編詰まった短編集。デビュー25周年だと。 まぁ西澤さんのロジカルな感じが好きならまず間違いなく楽しめる。私もこの手が好きなので読んでいたのだが、なかなか頭の中の整理が追い付かず少々てこずった。最後まで読むとあれがあーなってそういうことだったのかー…ん、んー?みたいな。2度読み必至。何度ページを遡ったことか。でもどれもなるほどと納得。これぞ西澤ワールド。スカッとするわけではなかったけど読み応え十分。 ハマる人しかハマらないんだろうなとは思う。私はハマったクチなので面白かったのだ。
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台詞ばかりで状況の説明がないので誰が話しているのかよく分からない。 登場人物があまり馴染みのない読み方の名前ばかりでどれが誰なのかよく分からない。 上記の理由で二話目の途中でリタイア。 恐らくわざとそうしてるんだろうけど自分には合わなかった。
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気がつくと昭和から令和へと元号も変わり(なんと平成という時代もあった!?)、三十八年も経っていたうえに、自分は幽霊になっていた。どうやら何者かに殺害されて、ここに埋められたらしいが、いったいなぜ?トリッキーな謎解きで魅了する「ひとを殺さば穴ふたつ」、高校生が廃屋になった旧校舎から...
気がつくと昭和から令和へと元号も変わり(なんと平成という時代もあった!?)、三十八年も経っていたうえに、自分は幽霊になっていた。どうやら何者かに殺害されて、ここに埋められたらしいが、いったいなぜ?トリッキーな謎解きで魅了する「ひとを殺さば穴ふたつ」、高校生が廃屋になった旧校舎からの覗きを端に巻き込まれた不思議な事件を描く表題作「偶然にして最悪の邂逅」など、全五篇の短編集。 会話劇な「人を殺さば〜」が一番好きだな!ほんとに昭和なおじさん会話なんだけど目まぐるしく状況が変わっていくのに何が起こってるのかわかるのがすごい。「リブートゼロ」はいかにもな不倫エロミステリでぐっちゃぐちゃの状況を力技でさらにぐっちゃぐちゃにしていてちょっとつらい。「ひとり相撲」はちょっと地味かなあ。「間女の隠れ処」はまわりくどさが好きな人は好きかもしれない。表題は最後の最後の絡まりっぷりが私は好きだけどやりすぎかもしれない。
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過去の事件を会話形式で振り返り、真相が判明する西澤さんといえば、な設定の短編集。過去と現在が行ったり来たりしたり、事件の関係者が脈絡なく増えたりは以前からなんだけどどうも読みにくかった。真相も曖昧に終わったままで煙に巻かれたり。昭和に死んだ幽霊と彼が殺された事件について推理する「...
過去の事件を会話形式で振り返り、真相が判明する西澤さんといえば、な設定の短編集。過去と現在が行ったり来たりしたり、事件の関係者が脈絡なく増えたりは以前からなんだけどどうも読みにくかった。真相も曖昧に終わったままで煙に巻かれたり。昭和に死んだ幽霊と彼が殺された事件について推理する「ひとを殺さば穴2つ」と同時刻に別の場所で起きた親傷害&娘殺人事件をリアルタイムで刑事が追う「リブート·ゼロ」はすっきり結んでいて良かった。表題作は一番複雑で真相もおお?といまいち理解が追いつかなかったが最後の締めに西澤さんらしさを強く感じた。「間女の隠れ処」での推理作家の愚痴は自虐かな?
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今までどこかで読んだことがあるようなないようなのオンパレード。読後、心にあまり引っ掛かる物語はない。平成またいで令和になったねってかんじ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
お気に入りは「ひとを〜」初っ端から幽霊の出現でしたが、何か憎めない感じで好きです。まさかの展開で出頭した後成仏したんでしょうか? ひとり相撲もタイトルの通り、一人相撲でした。本人にとっては幸せなのかなぁ、と。 中々設定がぶっ飛んだ物が多かったけど、読んでて楽しかったです。
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西澤さんの作品にしては読みにくかったなあ。 読者にとってもこの本との出会いが「最悪の邂逅」ていうオチなのか?と思ってしまった…(笑
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ミステリ短編集。どれも一見軽い読み心地ながら、何が起きているのかわからないぐるぐるとした酩酊感を抱かされます。奇想天外な展開には絶句するばかり。 お気に入りは「ひとり相撲」。これが一番ぐるぐるとした読み心地にやられました。いったいどれが事実だったのか。つじつま合わせをしようとすれ...
ミステリ短編集。どれも一見軽い読み心地ながら、何が起きているのかわからないぐるぐるとした酩酊感を抱かされます。奇想天外な展開には絶句するばかり。 お気に入りは「ひとり相撲」。これが一番ぐるぐるとした読み心地にやられました。いったいどれが事実だったのか。つじつま合わせをしようとすればするほどに歪んでいく真実。この渦中に置かれてしまったら、正気じゃいられないだろうなあきっと。 「リブート・ゼロ」もいったい何がどうなっているのかと思っていたら。ラストのあれはもうシュールすぎて笑うしかありません。傍目にはとんでもない喜劇なのかも。
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