心理学・社会科学研究のための調査系論文の読み方 改訂版 の商品レビュー
これから卒論を書こうという学部生には、バイブルとなりうる本。最初から最後まで何度か通読するうちに、統計の勘所がわかってくる。 論文の「書き方」だと、「いやいや、自分はまだ統計の知識が足りてないので、論文書くのは無理っすよ。初歩的なところからコツコツとマスターしてから書くつもりな...
これから卒論を書こうという学部生には、バイブルとなりうる本。最初から最後まで何度か通読するうちに、統計の勘所がわかってくる。 論文の「書き方」だと、「いやいや、自分はまだ統計の知識が足りてないので、論文書くのは無理っすよ。初歩的なところからコツコツとマスターしてから書くつもりなんで…」と及び腰になるが、本書は論文の「読み方」。 「You、まだ書かなくていいから、ちょっとサンプル読むだけ読んでみなよ」という著者の甘い誘いに、まんまと乗ってしまう。 だが実質、解説されている内容は「書き方」も「読み方」も変わらない(笑)。提示の順番が違うだけで。 初歩からコツコツとマスターした後で卒論を書こうとすると、まず統計解析のためのベクトルや行列から始めなければならず、いつまで経っても卒論は書けないだろう。そしてタイムアップ&落第…。 そうならないためにも、ここで意を決し、サンプル論文の読解からチャレンジして、要領よく統計に馴染んでしまおうではないか。 いままでたくさん統計の本を読んでみたものの、ちっともできるようにならなかった人に、本書は超おすすめである。うまくいかないときは、やり方を変えよう。
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おすすめ資料 番外編第2回 「調査系論文を読む際の心もとなさを解消」 (2022.02.04) 社会科学の調査系論文を読んでいて、「有意差」や「帰無仮説」、「因子負荷量」といった用語に初めて出くわすと、 心もとなさを感じることはないでしょうか。 自分の論文を書くには、まずその...
おすすめ資料 番外編第2回 「調査系論文を読む際の心もとなさを解消」 (2022.02.04) 社会科学の調査系論文を読んでいて、「有意差」や「帰無仮説」、「因子負荷量」といった用語に初めて出くわすと、 心もとなさを感じることはないでしょうか。 自分の論文を書くには、まずその分野の先人の論文を読み解くというステップが必要です。 統計的手法が用いられている論文の読み方を丁寧に教えてくれる一冊です。 【神戸市外国語大学 図書館蔵書検索システム(所蔵詳細)へ】 https://library.kobe-cufs.ac.jp/opac/opac_link/bibid/BK00279416 【神戸市外国語大学 図書館Twitterページへ】 https://twitter.com/KCUFS_lib/status/1490520698774720513
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