世界のニュースを日本人は何も知らない(2) の商品レビュー
新型コロナウイルスなど、最近の話題が多く興味深かった。 日本のメディアは世界の表部分(いいところ)をやたら取り上げ、裏部分(実状)をほとんど放映しない。そのため、日本人は世界の本当の実状を知ることができない。ある意味情報を操作されていると思う。 前作では日本の良くない点(改善...
新型コロナウイルスなど、最近の話題が多く興味深かった。 日本のメディアは世界の表部分(いいところ)をやたら取り上げ、裏部分(実状)をほとんど放映しない。そのため、日本人は世界の本当の実状を知ることができない。ある意味情報を操作されていると思う。 前作では日本の良くない点(改善点)が多かったが、今回は世界と比較して日本の良い点が多く取り上げられていたように感じる。
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前作に続いて読みました。 前作より、知らないニュースというよりかは日本人と海外での考え方のギャップ、しかもかなりスラングな部分や実生活をしていての経験則に基づく内容が多い印象でした。 しかし、国民性に関する内容に関しては新たな知識を得ることができて良かったです。
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著者は、イギリス、アメリカ、イタリアなどで就労経験があり、現在はロンドン在住の谷本真由美さん。 日本よりも欧州各国のニュースがメディアから多く得られているのでしょう。 日本では報じられない欧州(特にイギリス)のひどい点がたくさん書かれています。 イギリス人は自己チューで他人の言...
著者は、イギリス、アメリカ、イタリアなどで就労経験があり、現在はロンドン在住の谷本真由美さん。 日本よりも欧州各国のニュースがメディアから多く得られているのでしょう。 日本では報じられない欧州(特にイギリス)のひどい点がたくさん書かれています。 イギリス人は自己チューで他人の言うことは聞かない。 食事の前に手など洗わないし、自宅の床が汚くても平気だし、衛生管理にはかなり無頓着である。 王室だって日本の皇室と違い、超大富豪の庶民に過ぎない。実際に勝手なことばかりしている。 イギリス人の大半はガチで本物のヤンキーだ。 男の会話の90%はサッカーの話題、女は性に関する話が盛んで不倫をしている人も多い。 最近は違法薬物が急速に広がっているし、イギリス人の65%は肥満だ。 スウェーデンは治安が悪く、レイプ大国である。 暴力が蔓延していて、学校でも授業態度が悪く、先生がコントロールできない。 イギリスから見ると「日本は素晴らしい国」だ。 経済的に豊かで、安全で、清潔で、自由で、暮らしやすい国らしい。 上で述べたような、自己チューで、不衛生で、ヤンキーが多く…… と言うことは日本には当てはまらないから。 最近、「日本は、それほどでもないのでは?」「日本は、やばいんじゃないの?」という意見の人が増えてきている。 日本は最近下り坂で、世界の流れについていけてない。 上から目線で見下していた世界の国々が発展しているのに日本は停滞している。 「実際はどうなの?」 谷本真由美さんは、日本は素晴らしくてイギリスはダメだと言っているのではない。 間違ったバイアスをかけないで、良し悪しをもっと客観的に見る努力をしないといけないと思う。
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日本だって東京と北海道や沖縄などを同じ環境として扱わないのに、海外になると平気で国単位で扱い出す。上を見れば上がいて、下を見れば下もいる。もう自分で見たもの以外は信じなくていいのではないだろうかと思えてくる。この本も含めて。 他所を羨む前に自分のところを正確に評価する必要があるが...
日本だって東京と北海道や沖縄などを同じ環境として扱わないのに、海外になると平気で国単位で扱い出す。上を見れば上がいて、下を見れば下もいる。もう自分で見たもの以外は信じなくていいのではないだろうかと思えてくる。この本も含めて。 他所を羨む前に自分のところを正確に評価する必要があるが、どう情報を揃えていいのかわからない、みたいなところが問題の根幹なのかな、と思った次第。
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海外ニュースに日本国内で報道されるニュースを合わせる必要はないんじゃないかな。新型コロナを事例にいくつか例を上げていたが、マスクをしたがらない欧米人の文化なんて日本のニュースに流さなくて良い。文化比較というコラムにはなっても日本人にとってニュースバリューのないネタが続いたので途中...
海外ニュースに日本国内で報道されるニュースを合わせる必要はないんじゃないかな。新型コロナを事例にいくつか例を上げていたが、マスクをしたがらない欧米人の文化なんて日本のニュースに流さなくて良い。文化比較というコラムにはなっても日本人にとってニュースバリューのないネタが続いたので途中で読むのを断念。
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全体的に日本人(または東アジア人)がいかに素晴らしく、欧州(または欧米)がいかに我儘であるか、という論調の本です。 確かに今回のコロナ騒動では、「ルールなら守るべき」「相手に迷惑をかける行動は慎むべき」「明文化されていないマナーでも大切にするべき」というアジア的価値観はうまく適合...
全体的に日本人(または東アジア人)がいかに素晴らしく、欧州(または欧米)がいかに我儘であるか、という論調の本です。 確かに今回のコロナ騒動では、「ルールなら守るべき」「相手に迷惑をかける行動は慎むべき」「明文化されていないマナーでも大切にするべき」というアジア的価値観はうまく適合できた例かもしれません。 ただし、それはマナーの強要や同調圧力という負の側面もあります。 日本人は相手の立場や感情を考え行動することができる。などといった表現がありますが、それは、人種が多様ではなく、価値観が似通った人が集まった故の国の文化です。逆にバックグランドがあまりにも多様な人が共存する多様性がある国の場合、「察する」という日本的な価値観は通用せず、明確な意思表示をすることで共同生活が成り立つ、と聞いたことがあります。 それはそれで価値観の違う者が共存するために優れた戦略に思えます。 一方の側面しか見ずに、どちらが良い悪いという論調は短絡的すぎると感じました。 ただし、特に著者の住んでいるヨーロッパ(イギリス・イタリア・フランス)の状況の一面を知ることはできた点で、本書を読むために費やした時間は無駄ではなかったので星3つ。
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筆者の経歴を踏まえ、少なくとも複数の海外生活の経験からの提言であり、ステレオタイプで各国を、捉えることの危うさに気づかせてくれる。 若干、保守的な表現は気になるが、著者の他の著作を見る限り、リベラルな主張っぽいタイトルもある。筆者がどういった立ち位置で発信しているのか、理解が進め...
筆者の経歴を踏まえ、少なくとも複数の海外生活の経験からの提言であり、ステレオタイプで各国を、捉えることの危うさに気づかせてくれる。 若干、保守的な表現は気になるが、著者の他の著作を見る限り、リベラルな主張っぽいタイトルもある。筆者がどういった立ち位置で発信しているのか、理解が進めば情報の選択精度も上がるので拝見したい。 何より大切なのは、海外の情報をキャッチアップできるスキルを磨く事。
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1に続いて2をオーディオブックで聞いた。谷本真由美さんはWirelessWire Newsの執筆者のひとりでもあり注目していた。イギリス・フランスの情報、子供の学校情報は実体験に基づいているようで目線が普通の日本人なのですんなりと入ってくる。 日本は清潔な国、貧富の差も少ない国。...
1に続いて2をオーディオブックで聞いた。谷本真由美さんはWirelessWire Newsの執筆者のひとりでもあり注目していた。イギリス・フランスの情報、子供の学校情報は実体験に基づいているようで目線が普通の日本人なのですんなりと入ってくる。 日本は清潔な国、貧富の差も少ない国。イギリスは自己中の国、イメージでかたるのではなく、実際の教育現場、街角、ニュースが参考になる。 日本のメディアが、海外の政策を称賛し、それと比べて日本の政策が劣っている、というトーンで報道をすることがあるが、その際、日本のメディアが見過ごしている観点があると指摘し、具体例をいくつも挙げている。 ポストコロナの世界では、衛生環境がよく、統制がとれていて、地味だけど真面目で、自分よりも他人のことを考えようという国が、安全な「投資先」や「協力先」として大いに脚光を浴びていくはずです。 それはまさに日本です! 諸外国に比べて日本が劣っているところを謙虚に受け止め、努力することは重要だ。しかし、メディアによって切り取られた、海外の良さげなところばかりを羨ましがり、それに比べて日本が至らない、と単純に決め付けるのではなく、他国と比べて日本が優れている点をしっかりと認識して、その良いところを失わず、さらに伸ばしていければよいと感じた。 (備忘録とするため他からコピペした文章があります)
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日本のテレビが流す海外の様子のイメージがあったけど、本当に一部しか切り取られていないんだなあと痛感しました。 日本はインフラや社会福祉がすごい整っているなあと改めて思いました。 海外をみるからこそ、日本の良さもわかると思いました。
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1はまだ読んでいないが、コロナ後での世界と日本との違いについて述べられている。良し悪しはあるが、日本を批判する上で海外はどうなのかをいいとこ取りせずにすることの大切さを再確認させてくれる本だった。
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