かぜさん の商品レビュー

ジビュレ・フォン・オルファース(著者),さがの弥生(訳者)

2020/03/08

実は秋の絵本なのかな〜？
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ドイツではとても有名な古典絵本作家オルファースの絵本です。 .
#かぜさん
#オルファース　作
#さがの弥生　訳
初版第1刷2012年、童話館出版
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#風さん
#オルファース　作
#秦理絵子　訳
初版第1刷2003年、平凡社
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大人が忘れかけている子供の世界を擬人化された風によってお話しを表現しています。
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肌にあたる優しい風が自然に子供達に何かを感じさせてくれるようですよ！
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この2冊何が違うかと言うと……
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表紙や見返しの色、1ページごとの紙色、そして最初のページの枠絵。
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そして「かぜさん」はおとこのこと言っているけれど、「風さん」はそのおとこのこをハンスと。 「かぜさん」はローズヒップのこどもたちが登場、「風さん」は、ばらの実の子と呼んでいます。
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秋の日に出会ったかぜさん、風さん、とおとこのこ、ハンスの冒険のお話しです。
野原をかけめぐり、りんごの樹をゆすり、雲に乗って空をのぼり、最後はお家の門まで送ってもらい〜。
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「また明日遊ぼうね〜」と約束して別れるのですが…これって子供達が毎日さよならの時に声かけあってますよね〜。
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なんだかとても優しい気持ちになる心地良いお話しです。
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訳された方が違うだけで、こうも違うの？とびっくりしました。
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芸術とまで言われるお話しと絵、100年の時が経っても今も愛され続けていることが納得です。
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私は是非とも原文が見たい〜、今度はこんな気もちにかられました。
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「風さん」のほうが詩的な表現かもしれませんね、こちらは中古でもかなりの値段が付いています。大切にしないと！
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2016/09/23

詩のようで美しい日本語。妥協のない素敵な挿絵。こういう世界観が子どもの中でいつしかしっかり根をおろして息づいていくのだと思うとき、よい絵本を与えることの大切さを感じる。