ぼくの鎌倉散歩 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
詩人である著者の鎌倉での暮らしや散歩のエッセイと、詩を組み合わせた作品。 独特のリズムの詩が素敵だった。素朴な日々の暮らしの素朴な気持ちを綴る詩を読んでいくと、急にぐっとスケールが上がって自然やいのちの圧倒的な大きさの中に浮かんでいるみたいな気持ちになる。カバーにも使われてる「白い波頭」が好き、あと「牡蠣」も良かった。 「その世界を眺めたら どんな人だって天動説を信じるだろう 天動説の世界で呼吸すれば だれだって詩人になれるだろう」 そんなロマンティックな詩が 「それにしても 牡蠣のグラタンはおいしいよ」 に収まって終わるのがかわいくて面白かった。
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烏兎の庭 第六部 10.22.21 http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto06/diary/d2110.html#1022
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鎌倉の路地のことが知りたくて、大通りでなく生活のある小路を、緑こけむす古い道を歩くのが好きで、手に取った。 もともと詩のたぐいは得意じゃない(こーゆーこと言うとあほやと思われるけど。ま実際せやけど笑)のだが、田村隆一は好きになった。Twitterで、この人のbotをフォローした...
鎌倉の路地のことが知りたくて、大通りでなく生活のある小路を、緑こけむす古い道を歩くのが好きで、手に取った。 もともと詩のたぐいは得意じゃない(こーゆーこと言うとあほやと思われるけど。ま実際せやけど笑)のだが、田村隆一は好きになった。Twitterで、この人のbotをフォローしたわ。ご存命であれば恋しただろうな。ていうか、岸田衿子さまとご結婚されていたことがあるなんで。。そりゃーいい男だわ。 ていうか私、本の感想、作品そのものより著者について好きだの嫌いだのッて思い書いてる割合が高すぎる。。。いや、だって、これ読んだら、きっと私、気があっただろうなとか、掲載されてるお写真に、もうお年を召しての写真でもダンディだなカッコいいなお洒落やなとかばかり考えてるんやも。 彼の歩いた道を頭に入れて、私もその場所を探しにいくぞ。ストーカーみたいけど、もう今は歩いてらっしゃらないものね。
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