宇宙飛行士選抜試験 の商品レビュー
夢を追ってる人、何かに打ち込みたい人には胸打たれる本だと思う。 自分も宇宙飛行士に比べれば小さなものだが、夢に向かって挑戦したことがあり、筆者の夢破れた喪失感や周囲の安易な励ましへのモヤモヤ、夢破れたことを受け入れるのに長い時間がかかった点に共感した。 また宇宙飛行士になるには頭...
夢を追ってる人、何かに打ち込みたい人には胸打たれる本だと思う。 自分も宇宙飛行士に比べれば小さなものだが、夢に向かって挑戦したことがあり、筆者の夢破れた喪失感や周囲の安易な励ましへのモヤモヤ、夢破れたことを受け入れるのに長い時間がかかった点に共感した。 また宇宙飛行士になるには頭の良さや技術だけでなく強靭な身体や精神力、人間性が必要ということがよくわかった。
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宇宙飛行士に憧れ、今までの経験、知識、思い全てをかけて選抜試験に挑んだ内山崇さんの手記。心に訴えかけられるものがありました。確かに夢には届かなかったけれど、自分や周囲に対する分析、その中から最善を目指し前進する姿には尊敬しかありません。この本に出会えて良かったです。
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火星の人を読んで、宇宙飛行士の資格みたいなものに興味がわいてこちらに辿り着きました。 作者の生々しい声に、おんなじ人間なんだなという気持ちと、やってる事出てくるワードにやっぱり超人集団なんだなというドリーム感を味わいました。 全力でなにかに打ち込む 同じ夢を持つ仲間に会える ...
火星の人を読んで、宇宙飛行士の資格みたいなものに興味がわいてこちらに辿り着きました。 作者の生々しい声に、おんなじ人間なんだなという気持ちと、やってる事出てくるワードにやっぱり超人集団なんだなというドリーム感を味わいました。 全力でなにかに打ち込む 同じ夢を持つ仲間に会える 内容だけではなく合否がある 挑戦だけではなく、その後の12年の葛藤を描くなんてすごいですよね。リアルを感じる本でした
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「H3」の2号機の打上げ成功の感動を胸に本屋さんに入り、たまたま目が合った本書。 第五期JAXA宇宙飛行士選抜試験ファイナリストの1人、内山崇さんの手記。とにかく全身全霊を賭けて挑むとはこういうことなんだ。宇宙飛行士の方が皆、人格者としても最高に素晴らしい訳が少し分かった気がする...
「H3」の2号機の打上げ成功の感動を胸に本屋さんに入り、たまたま目が合った本書。 第五期JAXA宇宙飛行士選抜試験ファイナリストの1人、内山崇さんの手記。とにかく全身全霊を賭けて挑むとはこういうことなんだ。宇宙飛行士の方が皆、人格者としても最高に素晴らしい訳が少し分かった気がする。読後、本見開きのカラー写真に最終選抜仲間であり宇宙飛行士となった油井飛行士の宇宙から仲間に送った写真で胸を打たれすぎで泣きました。ド緊迫で手に汗握るし、絆に泣けるし、不謹慎かもですが著者のユーモア溢れる書き方に笑いもあり、とにかく一気に読んでしまいました。
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宇宙飛行士は、芸能人のような漫画のキャラクターのような別世界の人だと思っていた。 著者の経験や葛藤を知り、少し宇宙飛行士がリアルに感じられた。 自分なんてもう28歳だし...と思っていたけど、まだまだ若いのかも?!?!と思った。 あとは定年まで働かないといけない人生か〜つまらん...
宇宙飛行士は、芸能人のような漫画のキャラクターのような別世界の人だと思っていた。 著者の経験や葛藤を知り、少し宇宙飛行士がリアルに感じられた。 自分なんてもう28歳だし...と思っていたけど、まだまだ若いのかも?!?!と思った。 あとは定年まで働かないといけない人生か〜つまらんな〜と思っていたけど、きっと著者のように一生懸命やるべきこと・やりたいことを続けていけば素敵な人生になるんだろうな。 この本を20代のうちに読めて良かった。 明日からはもう少し一生懸命生きられそうだ。
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著者が知的かつユーモア溢れる人物であることの伝わってくる読む手が止められないおもしろい本。 私にとって宇宙飛行士選抜試験での高めあう姿はいい刺激となり、夢へ進んでいくファイナリストたちは憧れの集団となった。 素敵な追体験をさせていただいた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
宇宙飛行士という職業の人間力の高さを伺える。 JAXAの宇宙飛行士選抜試験のファイナリストによる過酷な試験プロセスとその後の手記。 筆者ももともと優秀な方なのであろう。試験対策として宇宙飛行士に求められる資質をマンダラチャートにあげ、目標を細分化して、小さな目標を少しずつ達成していく様子がサラッと書かれていたが、そこまでできる熱意と激務の仕事と試験対策を両立していくあたり、オペレーション能力の高さを伺える。筆者自身、宇宙船「こうのとり」のフライトディレクターを何度も務め、プロジェクトを成功に導いている。 また、長い試験の途中で、「しまった」と思うようなミスをする場面もある。私ならそこで狼狽えてしまい、その後の試験に影響してしまうだろう。だか筆者はミスをした後でも、上手に気持ちを切り替えて、その後の試験に臨んでいく。サラッと書かれているがこのあたりも筆者の精神力の高さが伺える。 ここまで優秀な方だからこそ、ファイナリストに残ったのだろう。だが残念ながらこの筆者は最終的に宇宙飛行士には選ばれなかった。 実際の選抜試験の手記もさながら、この本の醍醐味は実際に筆者が試験に落ちた後にもある。「心にぽっかりと穴が空いた」とあるように、相当ショックだったのだろう。試験後の落胆についてはさすがの筆者にも応えたようだ。だが、仕事に没頭したり、ともに試験を耐え抜いた仲間からの支えによって、徐々に乗り越えていく。最終的には宇宙飛行士として旅立っていく仲間を応援している。 過酷な試験に耐え、しかも宇宙飛行士という夢に手が届きかけた、きっと指先は触れていただろう、そのような状態からの落選…私だったらきっとやさぐれで、塞ぎ込んで、捻くれてしまう。そうならない辺り、やはり宇宙飛行士選抜試験のファイナリストに選ばれるような方々は人間力が高いのだと総じて思った。
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2023年1月のはじめ。 たまたまつけたTVでやっていた宇宙飛行士選抜試験の番組。思わず見入ってしまった。息子の顔が浮かび、思わず録画した。 熱い。情熱。好奇心が最高潮に刺激された年始だった。 そこからこの本を見つけて、ようやく読み終わった。率直に、こんな宇宙に近い世界があるんだ...
2023年1月のはじめ。 たまたまつけたTVでやっていた宇宙飛行士選抜試験の番組。思わず見入ってしまった。息子の顔が浮かび、思わず録画した。 熱い。情熱。好奇心が最高潮に刺激された年始だった。 そこからこの本を見つけて、ようやく読み終わった。率直に、こんな宇宙に近い世界があるんだ、というワクワクと、宇宙飛行士という夢に懸けて努力して努力して結果を受け止めて昇華するまでのエピソードに、胸が熱くなった。 30代、読むべき。 『大人になったら限界が見えてくる、選択肢が狭まる。だからこそ、“本当に自分がやりたかったこと”に向き合う必要がある。それを具体的な目標に変えて…夢破れても、夢の実現方法を変える。』 宇宙兄弟を熟読し始めた小2の息子に内容をかいつまんで話す。息子の特性を鑑みると、知れば知るほど宇宙飛行士には向いてないんじゃないかと思ってしまう気持ちもある。でも、「月に行ってみたいんだよね」と話す彼の顔がすごく素敵だから。 今はその気持ちを大切にしてほしいなと思う。 未来はわからない、今のその気持ちの延長線上に未来がある。私も同じようにワクワクしながらいたい。宇宙は途方もなくわからなくて、楽しい。
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宇宙兄弟の漫画を読んだ後に読むとよりリアル感で伝わる。いかに人生をかけて宇宙に望む人がいるのか非現実的でありながら現実に起こっていることをワクワクしながら読める一冊。自分は宇宙にいくわけではないけど不思議と興味を持ってしまうし、励まされる。
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宇宙や宇宙飛行士への情熱が本から伝わる! 油井飛行士や山崎飛行士のような、夢を叶えた人の本は読んだことがあるけど、”夢破れた”側の本にはどんなことが書いてあるのだろうと不思議な気持ちで読んだ。 宇宙飛行士選抜試験や受験者について、想像すらできなかったことが細かく楽しく書いてあ...
宇宙や宇宙飛行士への情熱が本から伝わる! 油井飛行士や山崎飛行士のような、夢を叶えた人の本は読んだことがあるけど、”夢破れた”側の本にはどんなことが書いてあるのだろうと不思議な気持ちで読んだ。 宇宙飛行士選抜試験や受験者について、想像すらできなかったことが細かく楽しく書いてある。 著者の気持ちや失敗話も盛り込まれ、一緒に受験しているかのような気持ちになる。 みなさん優秀で能力が高くて、日本にもこんなに素晴らしい人たちがいるのかと圧倒されるとともに、誇らしくもある。 著者が合格しないと分かってから、油井さんがチーム全員で折った折鶴(これも試験の課題)を宇宙に持っていき、クーポラに飛ばした写真を見ると、あまりの美しさと仲間の太い絆にジーンとした。 宇宙に夢を抱く人、大人になってから夢を実現しようとする人、夢破れた人、空気が澄みだして星が綺麗だなーなんて思う全ての人に、情熱が届く一冊!
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