「ちがい」がある子とその親の物語(Ⅰ) の商品レビュー
障害のあるこどもとその親の実態が、率直に書かれている。 ろうや低身長症のコミュニティなど、普段は触れることのない文化を知ることができたのはよかった。 ただ、内容があまり整理されてはおらず自分の行動を変容させるための気づきなどは得られにくいと感じた。
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10年で300組以上の親子にインタビューしまとめた労作。全3巻の構成で、本書ではろう、低身長症、ダウン症の親子を取り上げる。冒頭で著者自身が失読症(過去)で、ゲイであることを表明している。そのためマイノリティーへの理解が深く、本来ならあって然るべき否定的な意見はほとんど見当たらな...
10年で300組以上の親子にインタビューしまとめた労作。全3巻の構成で、本書ではろう、低身長症、ダウン症の親子を取り上げる。冒頭で著者自身が失読症(過去)で、ゲイであることを表明している。そのためマイノリティーへの理解が深く、本来ならあって然るべき否定的な意見はほとんど見当たらなかった。でもバイアスがかかっているのは当然かもしれない。彼らはすでに差別を受けているからだ。「無限の多様性があるこの世界で唯一“ふつう”なのは、“ふつうでないこと”なのだ。」この一文にすべてが集約されていると思った。
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