チ。 ―地球の運動について―(第1集) の商品レビュー
地動説、この学説が持つロマンに私はこの漫画で出会ったしまいました。。。。弾圧される立場にあることを自覚しながら、それでもなお世界の真理を突き詰めようとする人たちの生き様をここまでカッコ良いと感じられるとは、、一巻の終わりを読んだ後に続きを読まずに済む人が果たしているのでしょうか、...
地動説、この学説が持つロマンに私はこの漫画で出会ったしまいました。。。。弾圧される立場にあることを自覚しながら、それでもなお世界の真理を突き詰めようとする人たちの生き様をここまでカッコ良いと感じられるとは、、一巻の終わりを読んだ後に続きを読まずに済む人が果たしているのでしょうか、、今年読んだ漫画の中で一番刺さりました。もはや家に飾りたい。
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主人公は誰かと聞かれたら、地動説とこたえることになるのかな。 天動説が絶対的であった時代に、どんな拷問を受けても地動説を密かに守り、意思を曲げなかった者達の歴史。 本当に壮絶な物語。 この人々の信念はなんなのだろう… 学校司書仲間でも話題になった漫画。 学校の許可を得て蔵書に...
主人公は誰かと聞かれたら、地動説とこたえることになるのかな。 天動説が絶対的であった時代に、どんな拷問を受けても地動説を密かに守り、意思を曲げなかった者達の歴史。 本当に壮絶な物語。 この人々の信念はなんなのだろう… 学校司書仲間でも話題になった漫画。 学校の許可を得て蔵書にしている学校図書館もある。 動画世代に活字を読め読め言ってもねー。 今年度図書館を担当して下さる先生方は皆さん平成生まれ。 漫画は日本の文化で育った世代です。 ということで、この『チ。』シリーズを許可を得て蔵書に加えた。 しかしのっけから拷問シーン…しーん なので、表紙に「閲覧注意 残酷なシーンがあります」とシールを貼っている。 生徒は知的好奇心が高く、拷問シーンにも怯まずに借りていく…でも借りていくのがほぼ男子というのは何故だろう…。 他にも鉄板の手塚治虫の漫画や、『はだしのゲン』、『あさきゆめみし』『ペリリュー楽園のゲルニカ』 学校カウンセラーさん推薦の『リエゾン』や先生リクエストの『3月のライオン』などもある。 2024.8
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天動説と地動説の話。 地動説が証明されるまで、これほどの犠牲があったのか。そして星空とそれを見つめる目がとても綺麗。若者達のロマン。 漫画というより歴史本。
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すごい漫画は自然と読み返したくなる。愛を不合理なものと見下していたのに、自分の不合理な行いの理由として愛を持ってくるのが面白い。それが感動の持つ力なのかも。
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天動説を信じ、反対する「異端者」を半ば狂信的に排除しようとする「C教」の異常さが強調されて描かれています。 天動説で説明されていた天体の動き方は、それだけを見れば決して「美しくない」者とは思いませんでしたが、その複雑な幾何学模様が地動説によって大要を中心としたすっきりとした同心...
天動説を信じ、反対する「異端者」を半ば狂信的に排除しようとする「C教」の異常さが強調されて描かれています。 天動説で説明されていた天体の動き方は、それだけを見れば決して「美しくない」者とは思いませんでしたが、その複雑な幾何学模様が地動説によって大要を中心としたすっきりとした同心円に生まれ変わる場面は衝撃的ですし、「美しさ」を感じます。 主人公だと思っていた語り手が第1巻で死んでしまいましたが、この後、誰が地動説を語り継いでゆくのか、次の展開が気になります。
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『チ。』は、地球の地動説を信じたり調べたりすると異端者として扱われ、処刑されるという緊張感のある世界が描かれています。特に賢い人ほど異端者とされる様子が描かれ、知的好奇心は止められないのかと考えさせられました。 1巻の終わりには驚かされました。その展開に衝撃を受けました。 さらに、12歳で大学に行くほど賢いラファウが、少しずつ地動説に興味を抱き、心を奪われていく様子が印象的でした。彼の知的探求の過程が非常に魅力的で、どんどん引き込まれてしまいました。
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拷問シーンにありますし、そうの苦手な方は方は読みづらいとは思います。しかし、宗教上の理由によって自分の考えを思うように考えを述べられなかったりする世の中で真理を求めて命を捨ててでもと言う決心で立ち向かう人々には涙腺崩壊です。
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人の夢は!!終わらねえ!!! 常識から逸脱した考えが「異端」と糾弾される世界において、真理(地動説)の探究に命を懸ける人々が主人公のSFファンタジー漫画です。 言葉やデータという小さい要素を何世代にもわたって積み重ねていくと、時代を超越した大きな成果が生まれます。知りたいという...
人の夢は!!終わらねえ!!! 常識から逸脱した考えが「異端」と糾弾される世界において、真理(地動説)の探究に命を懸ける人々が主人公のSFファンタジー漫画です。 言葉やデータという小さい要素を何世代にもわたって積み重ねていくと、時代を超越した大きな成果が生まれます。知りたいという好奇心には、性別も年齢も身分も関係ありません。 逆境の中でも信念を持って進んでいく主人公達はかっこよかったです。
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地動説、今では当たり前にわかっているものだけど、時代が違うと異端者扱い。その時代の価値観や物の見方によって、人の人生に大きく影響するということを思い知った。
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知的好奇心に命を賭けれる人たちの物語。 自分が知りたいことを知ってはいけない時代があったのだと思うとゾッとした。が、後半になるとわかるのだが、自分の狭い世界で生きているとそれが世界の全てのように感じる。弾圧してたのは主人公たちの街だけだったというところがこの世の全てを物語っていて、皮肉っていて最高だった
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