ライト・スタッフ の商品レビュー
映画が娯楽の時代の撮影スタッフたちの話。 映画研究会に所属していた顕はし監督のオーディションに落選した帰りに照明スタッフとして雇ってもらうこととなり、その道を歩んでゆく。 映画からテレビに移り行く時代の中で監督、脚本家、女優として成功を掴み取って行く人々と共に成長して行く。
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一気に読めました。 何であれ、1つの仕事をやり遂げるって素晴らしいですね。羨ましいです。 映画を撮るためには必要な照明さんの話を読めて、非常に興味深かったです。 いつもは主役にならない方々に焦点をあてた話、大好きです。
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自分のやりたい仕事に就くって言うのはなかなか難しい運 周りにいる人 自分の力 それでも自分の好きな仕事にはつけない場合が多い顯は映画監督になりたくて試験に落ち友達について行った場所でバイトする様に成った。これから先は長い。
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自分のやりたい仕事が見えているってすごいな。狙いが定まってるいるから、食らいついていく力も絶大。 そこから道は拓けるだろうね。
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映画会社の助監督の試験に落ちた顕はひょんな事から照明部で働く.顕の仕事での成長と映画の撮影現場の面白さがうまく噛み合い,友情や恋や家庭事情などのスパイスも効いていて楽しく読了. 映画からテレビへの勢いの変遷など時代の雰囲気も味わえてそういうのも良かった.
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撮影所の活気が肌に伝わる。魅力的に映画の世界を描く秀逸な作品である。止まらず夜更かしさせられました。
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映画会社の助監督試験に落ちた五堂顕。ひょんな事から照明部として採用される事になり… 古き良き銀幕の映画時代。女優が綺麗見える角度で光を当てる事に誇りを持つ照明スタッフ達。ど素人の顕が腰掛けで飛び込んだ世界だったが、徐々にその照明の腕を上げていく事にやりがいを感じていくのが爽...
映画会社の助監督試験に落ちた五堂顕。ひょんな事から照明部として採用される事になり… 古き良き銀幕の映画時代。女優が綺麗見える角度で光を当てる事に誇りを持つ照明スタッフ達。ど素人の顕が腰掛けで飛び込んだ世界だったが、徐々にその照明の腕を上げていく事にやりがいを感じていくのが爽快でした。 そして、女優や監督のドロっとした部分も嫌な感じを出しつつもその世界観にのめり込んでしまいました。 爽やかなイメージの長内監督が本性を表したのが、改めてこの世界の裏側を見た気がしました。そのドロドロの世界でも光を失わない顕の真っ直ぐさがとても救いでした。
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1955年、映画監督になりたかったがひょんなことで照明部で働くことになった五道顕。上下関係が厳しく、右も左も分からない世界で奮闘する。 うーむ。素晴らしく面白かった。 当時の撮影所システムや照明蘊蓄を読むのが堪らないし、主人公の成長、出世する同期に対する嫉妬、ストーリー展開な...
1955年、映画監督になりたかったがひょんなことで照明部で働くことになった五道顕。上下関係が厳しく、右も左も分からない世界で奮闘する。 うーむ。素晴らしく面白かった。 当時の撮影所システムや照明蘊蓄を読むのが堪らないし、主人公の成長、出世する同期に対する嫉妬、ストーリー展開など、物凄く読みやすいのに滋味溢れる。 タイトルも、「照明のスタッフ」という意味と、映画「ライト・スタッフ」と同じ「適切な資質」のような二重の意味があって、巧い。
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