直感力 の商品レビュー
大学生の時に読みました。 積み重ねてきた経験値が、努力の先の一寸の闇を照らす光となる。 またはその経験値こそが、直感力の真髄なのだと解釈します。
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出鱈目な勘ではなくこれまでの蓄積が滲み出たものが思考のバイパスとなったのが直感力と認識した。 序文にもあるが結構昔の本なのにAIが幅を利かせ始めたこの時代にも通じる内容。この本に限った事でも無いけど羽生先生は対談も著書も淡々としつつも大変わかりやすい話(もしくは文章)で将棋以外の...
出鱈目な勘ではなくこれまでの蓄積が滲み出たものが思考のバイパスとなったのが直感力と認識した。 序文にもあるが結構昔の本なのにAIが幅を利かせ始めたこの時代にも通じる内容。この本に限った事でも無いけど羽生先生は対談も著書も淡々としつつも大変わかりやすい話(もしくは文章)で将棋以外の世界でもきっと成功されるであろうと僭越ながら思った。
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刊行は10年前。 この本は『運を支配する』(サイバー藤田氏著)に似てる部分がある。運とか力という言葉にできない能力、鍛えられるか難しい分野への、熟練者から考えた考察。 羽生さんってどんな文章書くか想像できなかったが、かなり饒舌だった。人前は苦手なようだが、そのギャップは感じた...
刊行は10年前。 この本は『運を支配する』(サイバー藤田氏著)に似てる部分がある。運とか力という言葉にできない能力、鍛えられるか難しい分野への、熟練者から考えた考察。 羽生さんってどんな文章書くか想像できなかったが、かなり饒舌だった。人前は苦手なようだが、そのギャップは感じた。慣れかもだが。 確かにそうかもなという内容が多い。これらを言語化できてるのはすごい。 昔話も少なからず登場していて面白かった。 以降はわたしなりの"直感力"について。 直感力は確かにあって、培われるものであると確信している。 わたしが主に感じるタイミングは主に2つ。1.対人、2.場所が持つ雰囲気。 1.は こいつヤバいな、この人とは仲良くなれるな、 とかその類いの感情。 2.は、主に海外で、ここから先はかなり恐いな、ここは面白そうだな、 という雰囲気を察すること。 いずれもある一定の緊張感、それは初めての地だったり、自分しかいないという恐怖感だったり、先に進める必要がある場面だったり、の境遇で育まれたと今では思慮している。 これらのタイミングとしては『その場を愉しんでいる』時に起きやすい。 全く不慣れな分野や土地、人へ足を一歩踏み出した時、それは培われるのではないだろうか。
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将棋を通じて得た生きる上でのコツや教訓を記した書。語り口調で読みやすい。 普遍の真理、vucaな現代にも生きる教訓。直感は全力で経験して、苦労して生きる、働く中で自然と身につくもの。良質な経験を積むと磨かれる。 他者の成長を促すにはすぐに答えを教えることが時として良いとは限らない...
将棋を通じて得た生きる上でのコツや教訓を記した書。語り口調で読みやすい。 普遍の真理、vucaな現代にも生きる教訓。直感は全力で経験して、苦労して生きる、働く中で自然と身につくもの。良質な経験を積むと磨かれる。 他者の成長を促すにはすぐに答えを教えることが時として良いとは限らない。その境地に自分はまだまだ達していないが、その視座で人材育成を考えたい。 また、羽生名人が自分が想像した通りなることを良しとしないと書いていたのが印象的。安易に生きない、迂闊に生きない、ということだと思う。
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将棋の戦い方、向き合い方から、人生論としても学べることがあった。 長年の経験から、直感力は出てくるものだ。 文中に、よく“健全”という言葉が出てくる。不安ばかりでもよくない、無理に頑張るのも続かない。“健全な”状態でいられることが、1番なのだと思う。 成功者と思われる著者であって...
将棋の戦い方、向き合い方から、人生論としても学べることがあった。 長年の経験から、直感力は出てくるものだ。 文中に、よく“健全”という言葉が出てくる。不安ばかりでもよくない、無理に頑張るのも続かない。“健全な”状態でいられることが、1番なのだと思う。 成功者と思われる著者であっても、苦しい時があり、人生を地道に前に進めているのだと知り、感銘を受けた。
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誤解しないで欲しいのは、羽生さんが、この本の序盤に、直感力はもちろん大事だが、それは、その一場面の最適解でしかなく、その先の方向性や目的を持って、進んで行くことが大事だという趣旨の発言をしていたことだ。
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この本は将棋をはじめとしたストラテジーゲームに関する必勝法や精神論を書いているのではなく 羽生さんの生き方を通して、思考法や価値観を刷新するキッカケを得ることの出来る、いわば自己啓発に近いジャンルの本です。 私の心に刺さるエピソードや言葉は多々ありましたが、特に心に留めるべきだと...
この本は将棋をはじめとしたストラテジーゲームに関する必勝法や精神論を書いているのではなく 羽生さんの生き方を通して、思考法や価値観を刷新するキッカケを得ることの出来る、いわば自己啓発に近いジャンルの本です。 私の心に刺さるエピソードや言葉は多々ありましたが、特に心に留めるべきだと感じたセンテンスは「情報メタボにならないよう、意識的に情報の出力割合を上げていく必要がある」です。 ”現代においては、過去から現在までに蓄積された多くの棋譜(データ)が存在し、これらを使用して戦略的思考を積み上げて、試合に臨まなければならない。 しかし、膨大なデータの全てを理解することよりも、そこから必要な情報を削ぎ落し、アウトプットしながら自分へのフィードバックを行い形にしていくといった試行錯誤を繰り返すことで、ようやく自分の武器に成り得る。”といった趣旨の文章で、これは将棋だけにいえる事ではありません。 私自身、現代社会を生き抜く上で上記のような情報のアウトプットをルーティーン化しなければならないなと感じました。
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