境界線の学校史 の商品レビュー
学校制度における周縁(に置かれた存在)から中心を考える、またはそれらの境界を問うというテーマでの論集。前半の「教育を保証する境界」というのは、昨今外国人生徒が公教育の場に増えていることもあり注目されているテーマではあるが、後半の「どんな教育を保障するか」に関しては、今まで自分が「...
学校制度における周縁(に置かれた存在)から中心を考える、またはそれらの境界を問うというテーマでの論集。前半の「教育を保証する境界」というのは、昨今外国人生徒が公教育の場に増えていることもあり注目されているテーマではあるが、後半の「どんな教育を保障するか」に関しては、今まで自分が「境界」というテーマで捉えようとしてこなかった内容なので、新たな視点を得られたという点でよかった。個人的には、2章の夜間中学、4章の朝鮮学校、5章の道徳教育に関する話題が特に興味深かった。情報が最新なのもありがたい。
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高校の普通学校以外の学校である定時制や通信や工業・農業科について、歴史をまとめたものである。 東大出版の典型的な書籍である。うまくまとめられているが、これをもって基礎的文献とするだけの研究意欲があまりわかないかもしれない。
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