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チェリーシュリンプ わたしは、わたし の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2022/10/07
  • ネタバレ

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(放送原稿より) 主人公は、中学2年生の女の子ダヒョン。新学期が始まって、仲のいい女の子5人グループがバラバラになり、 逆にグループの子たちがが嫌っているウンユと席が隣になってしまいます。 ダヒョンには、ウンユを嫌う理由がないけれど、グループの中心メンバーがウンユを嫌っているので、 仲良くするのはまずい、とウンユは思っているし、ラインのグループではいっしょに悪口も言っています。 なのに学校の課題で、そのウンユも含めた男女のグループで新聞づくりをすることになってしまいます。 ダヒョンは、今のなかよし5人のグループ内では、いじめ、とは違うんだけれど、 自分だけ何か他の子とは違う対応、軽く扱われているような気がしていています。 自分はこんなに皆のためにプレゼントをしたり、がまんしたりしているのに、あまり認めてもらえていない、 でも、それを言い出すこともできない、そんな人間関係に悩みます。 ですが、新しい新聞づくりのメンバーとのやり取りの中で、ダヒョンは、自分がどうしたいのかを自分で決め、 表題にある「わたしはわたし」と思えるようになっていく様子が描かれます。 日本と韓国、国は違っても、同じ年代の悩みとして共感する人も多いかもしれません。 一方で、トッポッキやキムパプ などの食べ物や、学校・受験の制度や、家族に対する考え方、など、 日本とは違う部分に興味がわくかもしれません。 ちなみに、チェリー・シュリンプとは、熱帯魚店などで売っているカラフルで小さいエビのことです。 小さいけれど、脱皮しながら成長するエビに、ダヒョンは自分を重ね、自分のブログのタイトルにしています。

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2022/02/19
  • ネタバレ

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初めての韓国YA。 英米のものを読むよりも、この中学生という時期の人間関係の難しさやじめっとした感じに親近感があった。こういう子いたわ〜率が上がるというか。 しかしどちらも、今まさに学生だよって子たちにもっと読んでほしいな〜!! 私は「私はどうしてこう人間関係を築くのが下手なんだろう…」と落ち込みながらも、ひとりならひとりでいるか!と思っていたタイプなので、ウンユが一番近いタイプかな。 グループよりは、ひとりの大好きな友達を失いたくなくて気を使いすぎたことはあるなあと懐かしく思い出した。 自分を嫌いな人に時間を割かない、というのは大事だけど大人になっても難しいことではあると思う。 でもだれと仲良くなるかは自分で選べることだから、ダヒョンが最後に吹っ切れてよかったな。 周りを巻き込んで嫌な思いにする子、アラムみたいに理由があったり、そもそもそれを楽しんでいたりもするのでわざわざご機嫌を取ってあげる必要はないけれど、それを理由に仲間外れにしたりいじめたりするのも同じ穴の狢なので… 距離を置きつつ、困っているのを助けようとしたダヒョンはとてもえらい。なかなか難しいことだと思う。

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2021/08/19
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女の子あるあるのお話。 無理してグループに合わせてしまう気持ちはよくわかる。 けれども、使いっぱしりのように扱われたり、そこまでしてグループでいたい? と思った。 友人だと思っていても、陰で悪口を言われていたり、辛いなと思った。 主人公が最後には前向きに生きていけてよかった。

Posted byブクログ

2021/07/10

新しい学年が始まる。 ダヒョンは仲良し5人組の中の2人と同じクラスになるが、席はグループで嫌っている女の子の隣になってしまった。 勉強の班分けでもその子と同じになり、グループの皆の顔色を見ながら交流を深めていくが…。 〇思春期の大変さと楽しさが詰まっていた。国が変われど…ですね...

新しい学年が始まる。 ダヒョンは仲良し5人組の中の2人と同じクラスになるが、席はグループで嫌っている女の子の隣になってしまった。 勉強の班分けでもその子と同じになり、グループの皆の顔色を見ながら交流を深めていくが…。 〇思春期の大変さと楽しさが詰まっていた。国が変われど…ですね。韓国の学生の日常も覗けて面白かった。美味しいものに溢れている。ダヒョンのお母さんの煮干しだしうどんが食べたくてしょうが無い。 〇ガチの受験とかはすごい大変そう。韓国の中の江南って、何か特別?日本にとっての東京とまた違うっぽい。 〇いわゆる道を違えてしまった友人とも、訣別だけで終わらせないのが良かった。

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2021/05/11

 韓国文化が大流行の今、みなさんと同年代の韓国の少女たちが、どんな学校生活を送っているか気になりませんか? 中学2年生のダヒョンは、仲良し5人組の輪から外れないように小さな言動にも気をつかう毎日。そんな時、課題提出のために組まれたグループ内で、クラスメイトの自由な発言に触れ、ダヒ...

 韓国文化が大流行の今、みなさんと同年代の韓国の少女たちが、どんな学校生活を送っているか気になりませんか? 中学2年生のダヒョンは、仲良し5人組の輪から外れないように小さな言動にも気をつかう毎日。そんな時、課題提出のために組まれたグループ内で、クラスメイトの自由な発言に触れ、ダヒョンは不思議な解放感を味わいます。  韓国のB級グルメもたくさん登場しますよ。

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2021/04/25
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韓国の中学生の物語。 よその国のお話とは思えない、学校の授業も子どもたちの人間関係も。 ちょっと違うのは、学校帰りに寄り道できるところかな。 屋台のトッポッキやカップ飯など、いや~あったら絶対に寄りたくなるな…。 クラス替えが心配なダヒョン。 一番の仲良しとは同じクラスになれなかったが、同じグループの2人とはいっしょになれた。 正義感が強く、ついつい正論を言ってしまうダヒョンは、空気を読もうと口をついて出そうな言葉を必死で飲み込む。 友だちに気を遣う、何となく息苦しい毎日。 そんな時グループ学習で新聞を作ることになり、思ってもみないメンバーと組むことになる。 最初はいやいやだったのに、だんだん仲良しグループの友だちといるよりも楽しい気持ちになっていることに気づくダヒョン…。 なんだか自分の中学時代を思い出した。 時代や国が違っても、思春期の子供が持つ悩みはおなじだな。 今いる場所にしがみつかなくていいんだよ。 2021.3.11

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2021/02/28

仲間の結束を高めるために仮想敵が出来てしまって、そのルールに苦められたとき、どうやって、その居心地の悪さから抜け出すのか。わたしはわたし。自分で判断するしかない。クラスメイト一人ひとりに家族の事情があって、学校でうまく振る舞えない時期があることに気付き思いやることは簡単ではないと...

仲間の結束を高めるために仮想敵が出来てしまって、そのルールに苦められたとき、どうやって、その居心地の悪さから抜け出すのか。わたしはわたし。自分で判断するしかない。クラスメイト一人ひとりに家族の事情があって、学校でうまく振る舞えない時期があることに気付き思いやることは簡単ではないと思いますが、大人の助言で良い方向に向かうこともあるんだなと思いました。

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