金融が解る世界の歴史 の商品レビュー
知りたいのは、そして知るべきであることは本書に書かれていることなのである。現代に活動している金融市場のその背景を知る、所以を知るということなのである。毎日株価が上がった下がったと騒がしいことが金融市場の本質ではない。もともと金融とは、人々の生活が、その社会が円滑に形作られるため...
知りたいのは、そして知るべきであることは本書に書かれていることなのである。現代に活動している金融市場のその背景を知る、所以を知るということなのである。毎日株価が上がった下がったと騒がしいことが金融市場の本質ではない。もともと金融とは、人々の生活が、その社会が円滑に形作られるためのひとつの装置ではなかったのか。 とくに金融市場に係わる人にはぜひ一読を薦めたい。 惜しむらくは記述が少々簡潔すぎるところだろう。豊富な内容をある程度の範囲に収めようとするとこのようにならざるを得ないのかもしれないけれども、あともう少し知りたいというところに手が届かない。 自分自身で学べ、ということなのだと理解しておこう。
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金融の目線から見た世界史。 経済や金融について、新聞や経済誌で収集する情報が大切なのは当然の事ながら、歴史を知っている知らないで視野の広さが異なると痛感。 基礎的な教養の一つとして、非常に参考なった本でした。
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- ネタバレ
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広~~~~~く世の中を知るには手っ取り早い本ですが、Wikipediaの内容をまとめたレベル。著書内でもマクロデータなどを使った分析はでてこない。そして未来に対する著者の見解がほぼ皆無に近い。著者は有名な人らしいんですが、なぜこんな内容の薄い本になったのか疑問です。ページ数や文字数に制約があったのか不明ですが、あらたな学びはなし。図書館に買わせて正解でした。
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