朝焼けにファンファーレ の商品レビュー
おもしろかった。ほぼ一気読みしてしまった。えらく詳しいと思ったら作者は2年前まで現役で弁護士をしていた人だった。少し推理小説っぽいところがあってそこもおもしろいと思ったら、もともと推理小説をメインにしている人らしい。これならテレビドラマになりそう。それぞれのキャラの描き分けがうま...
おもしろかった。ほぼ一気読みしてしまった。えらく詳しいと思ったら作者は2年前まで現役で弁護士をしていた人だった。少し推理小説っぽいところがあってそこもおもしろいと思ったら、もともと推理小説をメインにしている人らしい。これならテレビドラマになりそう。それぞれのキャラの描き分けがうまいので一人一人を主役にすれば続編もいろいろ書けそう。書いてほしい。男に振られた弁護士とか、これから司法試験を受けようとする人とか、その後どうなったのか知りたい。
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法律家を目指す若者の話。難しい専門用語ばかりで読みにくいということはなく、私もまだまだ色んなことに挑戦しようと思える元気の出る本でした!
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※このレビューにはネタバレを含みます
司法修習生がプロになる道のりを描く。 キャラクターありきの短編集ではなく、きちんとそれぞれに法に関する問題提起を含んでいる。 ただ、このように真摯に向かい合うべき法律。それを生み出す立法の府は、厳しさを欠いてはいないか。そこを、今度は誰か小説にしてくれないか。
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法曹家を目指す人たちは、司法試験に合格した後、司法修習生として全国各地で司法修習を受ける。 この本では、そんな法律家の卵たちが修習を通して「法律家はどうあるべきか」を学び、成長していく。また、逆に受け入れる側の法律家たちも、彼らから新しい学びを得ていくお話。 司法修習について...
法曹家を目指す人たちは、司法試験に合格した後、司法修習生として全国各地で司法修習を受ける。 この本では、そんな法律家の卵たちが修習を通して「法律家はどうあるべきか」を学び、成長していく。また、逆に受け入れる側の法律家たちも、彼らから新しい学びを得ていくお話。 司法修習について詳しくなれたし、 彼らの成長に心が温まった。
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司法試験に受かって、収集中の若者たちを題材にした青春小説。 図書館で他の人が借りているのを見て手に取った本。 いくつかの章に分かれていて、それぞれ違う人物がそれぞれの主人公となる。幼少期からの思いや、あるいはこれから先への不安や、進路を決め切れない思いなど、それぞれの思いを抱...
司法試験に受かって、収集中の若者たちを題材にした青春小説。 図書館で他の人が借りているのを見て手に取った本。 いくつかの章に分かれていて、それぞれ違う人物がそれぞれの主人公となる。幼少期からの思いや、あるいはこれから先への不安や、進路を決め切れない思いなど、それぞれの思いを抱えている人たちの、必死の頑張りが伝わってくるような小説。 法曹に詳しくなくてもついていけるように、非常に分かりやすく解説が変わっている。 ただ最後の章は、登場人物が増えるため、それぞれのキャラやまたセリフを追いかけるのに苦労した。
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弁護士や裁判官などの卵の司法修習生達の姿が、それに関わる先輩弁護士などの目を通して描かれる。 優秀な若者ばかりなんだろうけど、ひとりひとり個性的。どんな弁護士や裁判官、検察官になっていくのだろう。 熱い思いを胸に頑張っている松枝さんはカッコいいし、最年少の柳くんは飄々としているが...
弁護士や裁判官などの卵の司法修習生達の姿が、それに関わる先輩弁護士などの目を通して描かれる。 優秀な若者ばかりなんだろうけど、ひとりひとり個性的。どんな弁護士や裁判官、検察官になっていくのだろう。 熱い思いを胸に頑張っている松枝さんはカッコいいし、最年少の柳くんは飄々としているが胸に秘めた強い思いがありそうで、二人ともきっと庶民のために仕事をしてくれそう、なんて思いながら読んだ。 裁判ってこういう人達にとってある意味、ゲームなのかなあ、とも思ってしまった。勝ち負けがあって、そのために色々調べ、作戦を立てる。 それはそれでいいのだけど、私も含め市井の人々のためのゲームであって欲しいなあ、本当に困っている人のための法律家であって欲しいなあと思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
正直あまり…。 いっそ澤田弁護士と藤掛で進んでいけばいいのに。 章ごとに違う人の視点で「ん、これ誰?」と思い、その人物の名前もわからなかった。 松枝悠季(だったかな?)にお洒落のアドバイスしてた人は誰だったんだ? それぞれのエピソードも中途半端でわけわからなかった。 部屋荒された話も結局なんだったの?? 前歴って、何したのかなーって思いながら終わりました。
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司法修習生の話で興味深く読み進めた。 特に藤掛くんの「助けたいと思った誰かのために、法律の範囲内で何ができるのか考えるのが法律家だと思う」という言葉が印象深く残った。
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2021/05/30 読了。 図書館から。 藤掛くんがなんかすごい。 続いたら、そういうとこも描かれるのかな…。 過去気になる―。 松枝さんの悩みながらも真っ直ぐさが素敵。 風間くんの話があるのかなーと思ってたら、特にはなかったわ…。
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裁判に関わるお仕事小説であり司法修習生の群像劇。判事・検察官・弁護士それぞれ立場は違えど「結果はさておき、今できることをしたから、納得できる」と言える将来の自分たちに夢を託す姿にファンファーレを贈る一方、加害少年を優先する少年法や彼らの更生の不確かさなどにみられる裁判制度の矛盾を...
裁判に関わるお仕事小説であり司法修習生の群像劇。判事・検察官・弁護士それぞれ立場は違えど「結果はさておき、今できることをしたから、納得できる」と言える将来の自分たちに夢を託す姿にファンファーレを贈る一方、加害少年を優先する少年法や彼らの更生の不確かさなどにみられる裁判制度の矛盾を強く指摘することで作者が決して楽観視していないことを知らしめているようだ。
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