さよなら、プロレス の商品レビュー
長編で読みたい。そうしたら、感動が深まるように思う。とはいえ、飯塚高史やSSマシンにまでスポットがあたるのは貴重だ。
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サラリーマンの引退は定年で、これは会社の決まりに則って辞めるというより辞めなくちゃいけないものだったりします。職人の場合は引退というより代替わり、とか廃業ってことが先に来る感じかな。アーティストはもし舞台に立てなくなってもたぶん引退って言葉は使わないような気がします。身体の限界に...
サラリーマンの引退は定年で、これは会社の決まりに則って辞めるというより辞めなくちゃいけないものだったりします。職人の場合は引退というより代替わり、とか廃業ってことが先に来る感じかな。アーティストはもし舞台に立てなくなってもたぶん引退って言葉は使わないような気がします。身体の限界によって引退ということにスポットライトがあたるのはアスリートですが、その中でもプロレスは特殊な感じがします。それは、アーティストとアスリートの中間のような存在だから、かな。なにしろテリー・ファンクじゃないけど引退ビジネスからのカムバックビジネス、そしてまた引退ビジネスという感じで興行という商売に結びついたイベントになっています。なので本書「さよなら、プロレス」も著者がプロレスラーの引退をエモーショナルに描こうとしている意図が、なんかちょっと上滑り、って思ってしまいました。だって引退してもアントニオ猪木は猪木寛至に戻ることないし、長州力が吉田光雄に戻ること、ないし、プロレスしてもしなくてもプロレスラーは一生プロレスラーじゃん、です。
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