安倍・菅政権vs.検察庁 の商品レビュー
これまでは官邸vs一部マスコミ(+世論)で見聞きしてきた一連の流れを検察庁という視点を通してみると 違った感覚が沸き上がってきて自分事ながら驚いた なんか切なさすら感じた
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ダラダラと読みにくく、週刊誌やネットで読んだことに加えて特段目を引くような情報はなかった印象。法務・検察の人事のシステムと運用と言ったマニアックな情報や、各省で発生している政権の人事介入の内幕以外は、特に読書によって得られる視点のようなものはなかった。
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黒川さん問題だけでここまで話を広げて書けるのは、さまざまな取材の賜物だと思うけど、いかんせん長く、それほど痛快な内容ではなかった。。 官僚機構の闇、旧態依然の政治家、その辺のところは事前に知っていたので、、、若干期待外れ。。
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政権による検察への人事介入が疑われた、黒川弘務氏と林真琴氏のいずれが検事総長のポストに就くかということを巡る一連の騒動について、著者の取材メモをもとに過去の経緯から解き明かしている。 関係する本人たちはいずれも取材拒否だったとのことだが、ここまでよく取材して一連の流れを再構成した...
政権による検察への人事介入が疑われた、黒川弘務氏と林真琴氏のいずれが検事総長のポストに就くかということを巡る一連の騒動について、著者の取材メモをもとに過去の経緯から解き明かしている。 関係する本人たちはいずれも取材拒否だったとのことだが、ここまでよく取材して一連の流れを再構成したな、という内容だった。黒川氏と林氏の人となりもよくわかり、黒川氏はある意味被害者であると感じた。
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ここでも学術会議と同じように菅と杉田が関わっているんだ。何だか戦前のようで背筋が寒くなるね。 本書を読むまでは、黒川氏が検事総長を狙って官邸と一緒にこの騒動を引き起こしたと思っていた。そして賭け麻雀で失脚して溜飲を下げた。(市井の一般庶民の大半はそう思ってるだろうね) でも黒川氏...
ここでも学術会議と同じように菅と杉田が関わっているんだ。何だか戦前のようで背筋が寒くなるね。 本書を読むまでは、黒川氏が検事総長を狙って官邸と一緒にこの騒動を引き起こしたと思っていた。そして賭け麻雀で失脚して溜飲を下げた。(市井の一般庶民の大半はそう思ってるだろうね) でも黒川氏は一番の被害者だったんだね。一旦は黒川氏の勤務延長を承知していた稲田の責任も重い。新聞だけを読んでいてもこう言った事は分からない。 黒川氏と賭け麻雀をやっているような近しい新聞記者がこう言う政府の驕りを真っ先に追及しなければならないのに、文春砲の尻馬に乗るようでは恥ずかしいね。
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「官邸には抵抗できない・・・」人事介入の全貌が明らかに! 2016年夏に勃発した官邸VS検察庁の人事抗争から、2020年「定年延長」騒動にいたる暗闘の裏側を、数々のスクープを放った検察取材の第一人者が極秘情報を駆使して描き出す。(2020年刊) ・序 章 毒が回った政権 ・第1章...
「官邸には抵抗できない・・・」人事介入の全貌が明らかに! 2016年夏に勃発した官邸VS検察庁の人事抗争から、2020年「定年延長」騒動にいたる暗闘の裏側を、数々のスクープを放った検察取材の第一人者が極秘情報を駆使して描き出す。(2020年刊) ・序 章 毒が回った政権 ・第1章 黒川と林、そして稲田 ・第2章 16年夏の陣ー事務次官人事への介入 ・第3章 17年夏の陣ー黒川の続投 ・第4章 17年冬の陣ー3度目の正直を拒んだ上川法相 ・第5章 官邸の守護神の実像 ・第6章 苦肉の策 ・第7章 河井捜査とコロナ禍騒動 ・第8章 法務、検察の迷走 ・第9章 「決着」と「総括」 ・あとがき とても面白い本である。対象が人事という難しい問題であり、どこまでが本当なのかわからないが、読了後に首肯してしまう説得力がある。検察を長きに渡って観察してきた蓄積が重みを与えている。 定年延長問題に世論は激高し、安倍政権は一定のダメージを受けた。結局、ごり押しを通す事は出来ず、検察の独立は守られたが、法務検察の威信は地に落ちた。 本書を読んで、黒川氏に対するイメージががらりと変わった。(黒川に比べると、林と稲田は格が少し劣る印象を受ける。) 率直な印象として、林が黒川と腹を割って話をすることが出来たら、幾分、防ぐことが出来たのではないだろうかと感じた。 官邸の守護神の実像では、黒川が官邸に便宜を図った訳ではなく、そもそも筋が悪い事件だったことや検察内部の起訴基準に合致しなかったことによるものだという。(起訴基準については、特捜部の捜査でその体制が崩壊することは、国民の利益に反するという視点も含む) 定年延長については、法務省の対応の不手際が目立った、準備不足で、隙の無い理論武装で審議を乗り切ることが出来なかったという、あまりの体たらくであり、裏もなく正直ガッカリした。 ところどころ、関係者に見解や回答を求めているのがよい。一方的に書き飛ばしている訳ではなく手順を踏んでいる。 あとがきは、マスコミへのエールでもある。新聞社出身ではあるが、記者クラブに属さない個人のジャーナリストである著者が後輩たちにメディアとしての役割を果たすように呼びかけている。個人でもこれだけのものが出来るんだという意気込みが感じられた。マスコミが国民の期待に応えなければ、先行きは厳しいのではないか。
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組織の中で働き続けるというのは大変なことで、「人事」は一筋縄ではいかないものだということがよくわかった。 著者は、かつては大手新聞社におられた。その時から地道に取材を続けてこられたことが、この著作に繋がった。検察と政府の「暗闘」がわかりやすく、興味深く描かれている。 新聞社やテ...
組織の中で働き続けるというのは大変なことで、「人事」は一筋縄ではいかないものだということがよくわかった。 著者は、かつては大手新聞社におられた。その時から地道に取材を続けてこられたことが、この著作に繋がった。検察と政府の「暗闘」がわかりやすく、興味深く描かれている。 新聞社やテレビの力は今でも大きいはずなのに、自分たちで自分たちの首を絞めているかのような、どちらを向いてるの?というような記事や番組。 マスコミがしっかりしてくれないと国民が真実を知れなくなってしまう。怪しいネット記事に騙されてしまう。お願いだから、笛美さんや文春に負けずにしっかりして!
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表面に見えたことだけしかわからない新聞やテレビの報道と比べて、深く、歴史的な因縁まで解き明かす迫力ある記述だった。 が、繰り返しが多いのが気になる。もっと簡明に書けたのではなかろうか。
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久しぶりに面白い政治モノを読んだ。推測だが事実の積み重ねで確かにそうかもと思わせる筆力、取材先への食い込み。確かに政治とはこういうアヤの中で動いていくのだろう。
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すごく面白くてあっという間に読み切っちゃいました。芸能人もTwitterのハッシュタグを使ったいわゆるオンラインデモで反対されたとされる検察庁法改正案、その舞台裏が垣間見える手に汗握る内容でした。著者は今回の人事騒動は、「安倍政権の、安倍政権による、安倍政権のための人事劇」であっ...
すごく面白くてあっという間に読み切っちゃいました。芸能人もTwitterのハッシュタグを使ったいわゆるオンラインデモで反対されたとされる検察庁法改正案、その舞台裏が垣間見える手に汗握る内容でした。著者は今回の人事騒動は、「安倍政権の、安倍政権による、安倍政権のための人事劇」であって当事者であった黒川さんはもちろん、名古屋に転出された林さん、法務事務次官で人事を握った辻さんは被害者であったという結論を下しています。確かにその認識は正しいと思いますし、長年不文律であった検察の人事を破り、介入してきた安倍政権はかつての戦前の軍部政権すらの様相すらも覚え、戦々恐々ですが、検察も政治に対して隙を見せすぎたこと、そもそも法の番人とされる検察がコロナ禍で世間が揺れる中で賭博に手を出している(確かに物凄いストレスのかかる仕事ではありますが、それを言い訳にすることは許されません)ことそのものも大きな問題があります。黒川さん以外にも多くの検察関係者はその常習であることを匂わす発言も本書中にはありました。 そして官僚(公務員)の複雑怪奇で驚きました。本来トップであるはずの法務事務次官が検察総長になるためのステップの1つなんですね・・・。人が集まると集団化し、組織が生まれ、いづれ官僚組織化するといいますが、(特に検察組織の場合)まさにその好例をみています。 いづれにしても検察には、世論を支えとして「桜を見る会」や「河井夫妻の買収騒動」、「モリカケ」に関しての徹底追求を続けて欲しいと思います。こんな昭和の政治汚職のような頻発した安倍政権がいかに異常だったか分かります。この数の多さからみても戦後最大と言っても過言でもない政治汚職・政治腐敗を徹底的に調べ上げることを希求します!
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