星空としょかんへようこそ の商品レビュー

小手鞠るい(著者),近藤未奈(絵)

2024/06/18

タイトルからファンタジー、ファンタジーした内容かと思いきや、主人公の生い立ちは東日本大震災を想像させる。しっかりした背景からファンタジーの世界へと舞台はうつり、そして再び現実へ帰ってくる話。

2024/01/11

星空としょかんシリーズ一作目。
なずな(私)は長女、まりあ(中)、まさのり(末)の三人姉弟。不幸があり、やさしいルナママの家に引き取られた。ここには他の親のいない子ども達もいる。今は十二月で、クリスマスにサンタクロースがプレゼントを持ってきてくれたのだけど、まりあのと間違っているみたい。
シリーズでは何かの名作となずなや妹弟の回りで起こることが描かれます。今回の本は「フランダースの犬」。一冊読み終わると、心がホッコリして、引用された本を読みたくなるシリーズです。中学年向け。

2023/11/29

主人公は小４
「「フランダースの犬」がこんなに悲しいお話だなんて、知らなかった!?　たのしみにしていたクリスマス会で、サンタさんから手わたされた一冊の本。お礼の手紙を書くためにさっそく読みはじめたなずなでしたが…。「な、なんで、こんな悲しい本を子どもにプレゼントするんだ」 怒ったなずなは、プレゼントをくれたサンタさんに直接文句をいうために、ふだん働いているというとしょかんで、サンタさんを探すことにしました。ところが？」

2021/06/22

図書館には、とっても優しいサンタクロースがいるんだな。かわいらしい幸せなだけのお話じゃないけれど、すてきなお話だった。

2021/05/13

東日本大震災、津波という言葉は使っていないけれど、それで両親と祖父母を亡くしたらしい3姉弟の話。
サンタさんにお手紙を書くところも、去年のエピソードなどくすっと笑えるようなせつないような。

中学年の子へのクリスマスプレゼントにいいかも。