君がひとりで泣いた夜を、僕は全部抱きしめる。 の商品レビュー

ユニモン(著者)

2024/10/05

早くに父親が病死

弟は重い喘息持ちで入退院を繰り返す

中学生の時に片親だと打ち明けた時いやな思いをして高校に進んでも友達に心をひらけず1人になってしまった真菜

お昼ご飯を食べる場所を探しクラスメイトの小瀬川くんにしんどそうだと言われる

2人を繋いだ文学そして思い出

小瀬川くんが真菜を気にしていた理由

言わなければわからない人と人の繋がり

2023/05/08

～あらすじ～
幼い頃に父を失い、家族を支えながら過ごしている高二の真菜。あるとき、友達とのトラブルがきっかけで過呼吸になったところを、同じクラスの桜人に助けられる。冷たく近寄りがたい存在だった桜人に｢自分を偽ってまで、友達と一緒にいる必要ないだろ｣と言われ最初は戸惑うが、何度も彼に救われるようになってから、真菜の世界は変わり始めた。桜人と同じ文芸部に入ると、彼の美しい文章を読んでますます彼をますます彼を知りたくなっていく。
しかし、桜人が真菜を助けたいと思う気持ちには、ある悲しい過去が関係していた＿＿＿。
『真菜の泣いてる顔は、もう見たくないんだ』
✎︎＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
真菜から桜人への印象が変わっていくにつれ、
話の展開に心が動かさられる。

2021/04/12

すこし精神年齢が高い、大人っぽさを感じる桜人。
いろいろ苦しみを乗り越えて成長したから、どことなく落ち着きがあり、不思議な存在でした。
まさかこんな繋がりだとは思わなかったけど、心の苦しみをずっと抱えて罪悪感を感じて生きてきていたなんて、どんなに苦しかったんだろう。
再会でき、絡みすぎた糸がほどけて、また繋がってよかった。
すてきな透明感あるストーリーでした。