沙漠と青のアルゴリズム の商品レビュー
パラレルワールドなのかな?いろんな世界が交差して、自分たちの中にある引っかかり続けるトゲを取ろうともがいている様かしら。
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いくつものパラレルワールドと現実と幻実をかいくぐって、ものすごく壮大なお話だったと思います。 きっと全てを捉えきれてはいないな…。果てしないお話だったから。途中で自分のいる時間軸や世界がわからなくなったり、このKは??このシーは??となってしまいました。 あと、途中でジェーングレイの絵を検索してしまいました。絵は見たことあっても、タイトルまでは覚えてないものですね。 一冊読んだはずなのに、何冊かの本を読んだような気持ちになるし、450ページくらいなのに上下巻の大作を読んだみたいな気持ちになります。すごく壮大だし、SFとかミステリとかいうカテゴリも跳躍した不思議なお話。 余談ですが、先日読んだ本もやはりコロナのこの世界がふっと出てきていたのですが、今を生きる表現者の皆様は、この状況は描かずにはいられないよなぁとも思いました。
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世界観についていけなかった。森作品はたまにそういうことあるな。黒猫シリーズを思わせたり不思議な本だった。
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壮大で多重で広い海のような青い物語。長いと聞いていたけど、なかなか進まないし、進めない。 芸術とは解釈とは?解釈と誤解については「文豪A」でも書かれていたテーマであったけど、暴走したその先を描き本当にそれでよいのか?と問いかけられている感覚になる。 図式と記号。繰り返される関係性の図式は単純であるようで、収束していくと実に複雑。夏目漱石の「こころ」の三角なようで、そう簡単に片づけられるものではない。ジェーン・グレイ、(ロンドン)塔、K、赤い執行人、黒いスーツという各記号も何度も繰り返され、解釈するこちらをかき乱す。 そして、現実と虚構。見ている私がいる、イコール現実なのか?特に最後にかけてはどこまでが現実でどこまでが<幻実>なのかあいまいになる。 一度では消化しきれないので、また時間をおいて消化をしてみたい。
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これはなんなのでしょう。ミステリのようであり、SFのようであり、ファンタジーのようでもある小説。さまざまな作品のエッセンスが入っていて、少し「黒猫」シリーズに通ずるところもあるのだけれど。過去と未来、現実と虚構、現と幻が交差し混合し、いったいどうなるのかわからない、正体不明の物語...
これはなんなのでしょう。ミステリのようであり、SFのようであり、ファンタジーのようでもある小説。さまざまな作品のエッセンスが入っていて、少し「黒猫」シリーズに通ずるところもあるのだけれど。過去と未来、現実と虚構、現と幻が交差し混合し、いったいどうなるのかわからない、正体不明の物語です。 一九〇〇年、二〇〇〇年、二〇一五年、二〇二八年という四つの時代を行き来しながら紡がれる物語。そこに共通して現れる「ジェーン・グレイ」もしくは「ユディト」のイメージが鮮烈で印象的です。彼女はいったい何者なのか、そして随所に現れる「K」の正体もまた。それらの繋がりがややこしくて、最初はかなり翻弄されました。読み進むうちに繋がっては来るものの、それでもまだ入り組んだ物語の迷宮の中で幻惑されている印象です。まさしく読んでいるうちにどんどんページが増える錯覚に陥りそうでした。
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SF 『分岐世界』 ストーリー★5 ボリューム★5 満足度★5 ゲーム ドラッグオンドラクーン、ニーアオートマタが好きな方にも超おススメです。 内容に触れると面白さが激減してしまうと思ったので、こんな形式の紹介にしてみました。
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言い回しが難しくて、掴み所のない不思議な話でした。 黒猫シリーズの作者自身のパロディがお気に入りでした。黒猫が漁師とか想像もつかない(笑) 創造と現実が交差し、その鍵を握るセンセの小説。ラストまでふわふわした感じでした。
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