実は、内向的な人間です の商品レビュー
内向的な筆者の経験や考えを読みながら、自分について考えることができる。自分も内向型だと思うが、筆者と比較しながら、自分の中にも外向的な面があるのかもしれないと気付かされた。
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最近よく取り上げられているHSPと重なる部分がある。 私はHSPの特集や本に目を通した時、当てはまる部分は多いけれど何かしっくりとこなかった。 この作品はそれとは多少性質が異なるのかもしれないけど“内向的な人間”を優しく掘り下げて、労ってくれる言葉が温かく、しっくりときた。 私...
最近よく取り上げられているHSPと重なる部分がある。 私はHSPの特集や本に目を通した時、当てはまる部分は多いけれど何かしっくりとこなかった。 この作品はそれとは多少性質が異なるのかもしれないけど“内向的な人間”を優しく掘り下げて、労ってくれる言葉が温かく、しっくりときた。 私だって悩みごとを考え過ぎずに、寝たら忘れる無敵の外向的な人になりたい。でも自分の持つ内向的な部分と上手く共存して思慮深い自分をたまには褒めてあげられる人になろう。
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筆者も文中で一度触れているように、人間を内向的と外向的とにはっきり二分することはできない。筆者は自分を極端に内向的な人間であり、スイッチを入れることで外向的であるように振る舞う、しかしそれは疲れることだ、としている。しかしそれは筆者の中にある外交的な一面であると言って良いと考える...
筆者も文中で一度触れているように、人間を内向的と外向的とにはっきり二分することはできない。筆者は自分を極端に内向的な人間であり、スイッチを入れることで外向的であるように振る舞う、しかしそれは疲れることだ、としている。しかしそれは筆者の中にある外交的な一面であると言って良いと考える。 かく言う私も自分のことを内向的であると思いながらも、日々の生活の中で外向的な一面が顔を出すことがある。しかしそこで自分を外交的な人間であると認めてしまうと、内向的であると言うことで被ることが認められてきた鎧を剥がされてしまうようで恐ろしい。だからあくまで、内向的な自分が努力をした結果としての一時的な外交的側面と位置づけてしまう。 そもそも、内向的であることに生きづらさを抱えている人々を対象とした本であるため、内向的であることを賛美するような描写が随所に見られる。また、そのために外向的な人々を「考えの浅はかな人」と位置づけるような書き方が散見されたのは気になった。 人を外向的と内向的の2要素で完全に分類することは不可能であり、自分の中にその2要素が複雑に混在している事は確かである。そのでもそれでも自分がどちらに属するのかを知りたい、と言うことであれば、この本はうってつけかもしれない。筆者という一種の軸と、自分の心の内を比べながら読み進めるのは、なかなか楽しい体験だった。
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診断では自分は外向的な人間だったが、内向的に共感することが多かった。結局わたしはどっちなんだろうと思ってたら読み終わってた。
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ところどころで、わたしこのままでいいんだ、と救われるような言葉があった。 でも今年は社会性スイッチONを多めににして頑張りたい。 たまに読み返したい本。
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