誘拐ファミリー の商品レビュー

新堂冬樹(著者)

2023/11/22

代々、誘拐を生業としてきた浅井家。長男と次男が反目するなか五代目の跡継ぎを決めることに。二人を競わせる課題は巨大宗教団体教祖の息子と娘を誘拐し身代金を奪うこと。裏切りに裏切りが重なり、どんどん展開していく。テンポも良かった。最後のお涙頂戴感はいらなかった。

2022/11/29

ちょっと重たいテーマの物を読んだ後に読むと楽しめるんじゃないかと思う作品
ちょっと兄弟の関係がギクシャクされる
ストーリーにはそんなもんかな？と疑問あったけど

2022/09/06

状況が二転三転する、慌ただしい作品でしたw
一族で誘拐家業。どこかのドラマで聞いたような設定でしたが、中身は全然違くて、兄弟の跡目争い
最終的にどう転がるかワクワクしながら読んでいましたが、すごく平凡に終わってしまった気がするのでこの評価です。
もうひとつラストで大きな爆弾があったらもっと好きだったかもしれません

2021/02/06

著者の小説をすごく久しぶりに読みました。純愛物というイメージが強かったのですが(前に読んだのがそうだったので)、こういう荒々しい？感じの小説も書かれるのだと私なりに新鮮でした。

稼業が誘拐という今までになかった家族のストーリーで、初めはこの家族でどんな展開になっていくのだろうとワクワクしながら読みました。結局、途中から結末が何となくイメージはできましたが、最後まで楽しく読み進めることはできました。

結末も私なりは納得のいく終わり方でした。

2020/12/19

一家そろっての誘拐稼業を続けてきた浅井家。一家の父が跡継ぎを決定するために出した課題のターゲットは、宗教団体「天鳳教」。あまりに強大で危険な組織を相手に繰り広げられる兄弟の闘い。そして裏切りに次ぐ裏切り。最後に勝つのはいったい誰なのか、目が離せない犯罪サスペンス。
「浅井家十戒」なるものがあり、ある意味穏当な誘拐ビジネス……かと思いきやけっこう無茶なことやってますよこの人たち。熱血な太陽と冷酷な吹雪の対決も、常識はずれの兄弟喧嘩（苦笑）。天鳳教の面々も一筋縄ではいかないような人物ばかりで、どこからどこまでもぶっ飛んだ印象です。もう誰が敵で誰が味方なんだかわからない！　そして結局すべてを計画したのはあの人だったのか。読者も騙されっぱなしでした。