弱さの研究 の商品レビュー
《べてるの三密》 密な相談~とにかく相談し合う 密な繋がり~孤立を防ぐ 密な確認~自分で判断せずに、確認し合う べてるの圧倒的な強みは「助けて」が言えることではないか。「助けて」を受け止めるスタッフ、当事者である仲間、そしてドクターがいることで「相談」できる環境なのだろう。 孤...
《べてるの三密》 密な相談~とにかく相談し合う 密な繋がり~孤立を防ぐ 密な確認~自分で判断せずに、確認し合う べてるの圧倒的な強みは「助けて」が言えることではないか。「助けて」を受け止めるスタッフ、当事者である仲間、そしてドクターがいることで「相談」できる環境なのだろう。 孤立と孤独はメンタルに悪い。悪い時ほどさらに悪くなる原因になる。繋がりがあれば「孤立死」というものは無くなる。繋がることでの安心感はとても大事なものである。 自分の考えに自信がない時はもちろんだが、自信がある場合も、自分の考えに偏りがないか?さらに良くできる方法はないか?と「確認」することは大事である。そして確認できる仲間も必要である。 コロナ対策の三密があるが、べてるの三密の方が心の健康に必要なのは間違いなく、正しく恐れることができるのではないか。コロナ禍は見えづらかったものが沢山炙り出されている。べてるの三密はコロナ禍に限らず平時においても重要である。精神障害者支援の場面だけではなく、全ての人たちが社会で暮らすために必要なものである。それにもかかわらず炙り出されていると感じるのは、社会の「繋がり」が希薄になっていて、「助けて」が容易に言えないからだと思う。 世の中の多くの人が見下す精神障害者ではあるが、多くのことを学ぶことができる。少なくとも私は「べてるの三密」は足りていない。だから素晴らしい学びになった。
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