ウッドロー・ウィルソン の商品レビュー
笑いながら読める(^^) あまりにもウィルソンのマヌケっぷりが笑える。 合間合間に入る著者の倉山氏のツッコミも笑える。 いや、笑えるってことは普通は冗談が面白いとか有り得ない話しとかで笑うのが普通だが、これが本当の話しなんだから、それだけに笑った後に戦慄を覚える。 フロイ...
笑いながら読める(^^) あまりにもウィルソンのマヌケっぷりが笑える。 合間合間に入る著者の倉山氏のツッコミも笑える。 いや、笑えるってことは普通は冗談が面白いとか有り得ない話しとかで笑うのが普通だが、これが本当の話しなんだから、それだけに笑った後に戦慄を覚える。 フロイトがウィルソンの精神状態を研究材料にしたのも分かる。 今に繋がる全世界の紛争地域の殆どがこのウィルソンが作った。 日本の敗戦後、あれほど共産主義が世界を覆ったのはコイツのせいか。 あれほどの大量虐殺が吹き荒れたのもコイツのせいか。 現在もサヨクらが絶賛活動中だがすべてコイツのせいだったのか。 自分をキリストだと信じた男、まったくとんでもないことをしてくれたもんだ。 サブタイトルの「全世界を不幸にした大悪魔」とは大袈裟な形容詞ではなかった。 暗澹たる気持ちになったが、しかし本書の中で無能で外交に無為無策な日本の上層部に代わって国益の為に奔走してくれた外交官の石井菊次郎の活躍が紹介されているのが救い。 陸奥宗光や小村寿太郎、そしてこの石井菊次郎は認知されるべきだと思うが、倉山氏曰く日本の外交史家はどうも日本のために活躍した外交官が嫌いらしい。
Posted by
<目次> はじめに 私はなぜウッドロー・ウイルソンを呪うのか 第1章ウイルソン小伝‐悪魔はいかに生まれたか 第2章大統領1期目は弱いものいじめに明け暮れる 第3章第1次世界大戦‐まだ参戦していないのに振り回す 第4章14か条の平和原則‐かくして人類は地獄に落とされた 第5章パリ...
<目次> はじめに 私はなぜウッドロー・ウイルソンを呪うのか 第1章ウイルソン小伝‐悪魔はいかに生まれたか 第2章大統領1期目は弱いものいじめに明け暮れる 第3章第1次世界大戦‐まだ参戦していないのに振り回す 第4章14か条の平和原則‐かくして人類は地獄に落とされた 第5章パリ講和会議とその後‐なぜ全世界が不幸になったか 終章ウイルソンを称える人たち おわりに ウッドロー・ウイルソン(1856-1924) 米第28代大統領2期(1913/3-1921/3)民主党 世界中に迷惑をかけた、反日の、晩年発狂した人物。 英、仏、日に喧嘩を売り、独を破壊した。 ハプスブルク家を分断した。 オスマントルコを抹殺した。 レーニンを生かした。 自分のやっていることを本当に理解していたのか? 目先の自分の利益に対してのみ、 外交を行っていなかったか? 世界の秩序が壊れ、紛争が激化し、共産主義が世界に ばらまかれた。
Posted by
憲政史家・倉山満がかねてから毛嫌いしているウッドロー・ウィルソンについて書いた一冊。 時代性なのかと思う部分もある反面、彼の行動で世界がバラバラになり、今日まで至る紛争の原因を招いたということがよくわかった。
Posted by
平和の使徒、救世主かのように描かれているウッドロー・ウィルソン大統領が、フロイトが分析するように実は精神疾患であり、狂人であった。その軸は、自らを救世主と認じ、その実現手段として大統領を演じていたという論旨。 具体的には、第一次世界大戦後、世界随一の影響力を持ったアメリカの国力...
平和の使徒、救世主かのように描かれているウッドロー・ウィルソン大統領が、フロイトが分析するように実は精神疾患であり、狂人であった。その軸は、自らを救世主と認じ、その実現手段として大統領を演じていたという論旨。 具体的には、第一次世界大戦後、世界随一の影響力を持ったアメリカの国力を背景に急進的理想主義が推し進められた結果、ソ連は生き残り、民族自決でオスマン・ハプスブルク帝国は崩壊して、その後の紛争は今日まで続き、英仏日帝国内でも反乱が起き、ドイツを圧迫し過ぎて第二次大戦の種を残したという意味でも、ウィルソン大統領は世界にとっての惨禍だったという結論。 本当に狂人だったのか。実際に当時のベルサイユ会議の参加者も気付いていた。フランス首相のクレマンソーは、当時、「彼は、人間を改革するために地上に降り立った第二のイエス・キリストのつもりでいる。」と指摘している。著者曰く、ベルサイユ会議もキリストであることの証明のための場であったと。 実際に、部下を信じず一人で会議に出て掻き回し、倒れて代理のハウス氏が出るとまとまり始める始末。 ウィルソン大統領については、最初に歴史で習った時になんだか胡散臭い奴で、変な思想を世界に押しつけて、足元では否決され、結果として日本に利するところなく、最悪と感じていたが、反日だったのはともかくとして、軸が狂っていたというのは今まで知らなかった視点で非常に面白かった。
Posted by
倉山先生が大嫌いな、ウッドローウィルソンに絞った一冊。面白くないわけがない。 倉山先生の本は、事実とか知識以外に、文章の面白さがあって。本著も、それが圧倒的に出ている。 わたしゃ、世界史取ってなかったんでこの人の一般的な評価は知らなかったのだけど、まあ、倉山先生にかかれば身も...
倉山先生が大嫌いな、ウッドローウィルソンに絞った一冊。面白くないわけがない。 倉山先生の本は、事実とか知識以外に、文章の面白さがあって。本著も、それが圧倒的に出ている。 わたしゃ、世界史取ってなかったんでこの人の一般的な評価は知らなかったのだけど、まあ、倉山先生にかかれば身もふたもない。 そういう話だと思う。 弁論部出身の、サブカル教祖が米国大統領になったら、何が起きるかという、ラノベのような話が、現実社会で起きてしまって、今に至って、我が国を滅亡の淵に追い込んでいるって話だ。
Posted by
p25 プロテスタントが牧師で、カトリックが神父、牧師と神父をまとめて司祭 p108 戦争の時に、中立でいるのは大変です。国際法において、「中立」とは両方の見方ではありません。両方の敵です。その実力がないと、中立国とは認められません。 開戦当初、永世中立国を宣言していたはずの...
p25 プロテスタントが牧師で、カトリックが神父、牧師と神父をまとめて司祭 p108 戦争の時に、中立でいるのは大変です。国際法において、「中立」とは両方の見方ではありません。両方の敵です。その実力がないと、中立国とは認められません。 開戦当初、永世中立国を宣言していたはずのベルギーがドイツに踏み潰されました p142 第一次欧州大戦が第一次世界大戦にならなかったのか。大日本帝国が強かったからです。世界最強の大日本帝国が、欧州大戦を世界大戦にさせなかった p149 大正4年 1915 石井菊次郎 外務大臣になる 一年間で必死にはたらく まずロンドン宣言への日本の加入 袁世凱が皇帝になると血迷ったときに英仏露と強調して共同勧告をだして潰す アジアで地域大国だった大日本帝国は、石井外交で、世界に冠たる大日本帝国となる 石井こそ陸奥、小村に次ぐ p161 ルーズベルト政権のとき、石井ランシング協定 1917 これは高原ルート協定の再確認 p227 ワシントン会議で決められたもの 4カ国条約、9カ国条約、5カ国条約 4カ国条約 日米英仏がアジア太平洋の秩序に責任を持つ 米が日英同盟を廃止するための条約 9カ国条約 品の主権尊重条約 5カ国条約 (ワシントン海軍軍備制限条約)
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
評価はタイトルハの人物の事です 一人の人物が歴史に与えた影響の大きさで比較 ル-ル未設定なので不可能なのだが最初に思う ところは虐殺とかひどい人 ヒトラー・毛沢東・レーニン・金日成・ポルポト このヒドイ候補者全てを生み出した(倉山満説) 政界の仕組みを壊した 自分の満足を得るだけの目的 どのように誹謗しても言語に限界を感じる男が ウッドローウィルソンである 一気呵成に読み・・・吐き気してます( ゚Д゚)グア
Posted by
- 1