イスラエルの起源 の商品レビュー
悪文なのか自分の読解力が足りないのか。面白い指摘をしていると思うのだけど、スッと入ってはこなかった。
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ホロコーストを体験したユダヤ人がなぜ人種主義的で、軍事的な国を作ったのか、あるいはその傾向が強まったのかというのは、謎が多いところ。 そんな関心事で読んでみた。 基本的には、ロシアにおけるユダヤ人という立ち位置が、ヨーロッパにおけるユダヤ人、例えばフランスやドイツとどう違って...
ホロコーストを体験したユダヤ人がなぜ人種主義的で、軍事的な国を作ったのか、あるいはその傾向が強まったのかというのは、謎が多いところ。 そんな関心事で読んでみた。 基本的には、ロシアにおけるユダヤ人という立ち位置が、ヨーロッパにおけるユダヤ人、例えばフランスやドイツとどう違っていて、シオニストの中で、どのような議論のプロセスを得て、軍事的、ファシズム的なものになっていったかということが書いてあって、ほとんど知らなかったことばかりなので、とても勉強になった。 だが、本のタイトルと内容は少しづれている感じもあって、そもそもシオニズムを提唱したヘルツルの思想の解説とか、ロシア以外のシオニストたちの動き、ホロコーストが進展する中での動き、そしてイスラエル建国時の説明などとの関係がもう少し知りたい感じがした。 多分、そうした話しは別途シオニズム関係、イスラエル建国関係の本を読めばわかるのだろうが、やはり大きなところで、そうしたこととロシアのユダヤ人の関係が知りたいと思った。
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