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アンダークラス の商品レビュー

3.8

46件のお客様レビュー

  1. 5つ

    10

  2. 4つ

    16

  3. 3つ

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  4. 2つ

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2024/10/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

シリーズ第三弾、前々作とのつながりもあり、とても面白かった。外資系の特徴や世界の経済状況を踏まえて各々の背景を描写されているところがとても良かったです

Posted byブクログ

2024/07/29

震える牛、ガラパゴスに続いての田川刑事作品。 今回も社会派でごりごりな感じが非常に好み。 事件解決後のすき焼きが恒例になっていてなんだかほっこりする。 続編出ないかな…

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2024/03/04

地道な地取り鑑取りの田川刑事が外国人技能実習生の過酷労働と自殺幇助事件を追う話。日本の先のなさに辛くなる、もう裕福な国ではないよな間違いなく。田川刑事と事件を追いつつ日本の将来について不安が募っていく。震える牛からの今作やから最後の嫌な予感に震えてた。

Posted byブクログ

2024/01/28

Amazonオーディブルで聴いた。 それなりに面白く聴いたけど、以下、ダラダラと文句をつけてます。 主人公は捜査一課のベテラン捜査官で50歳くらいなのに、派遣労働者や外国人技能実習生の過酷さを知らないのが、かまとと?みたいに思って、ちょっとしらける。 話の都合で、そうせざるを得...

Amazonオーディブルで聴いた。 それなりに面白く聴いたけど、以下、ダラダラと文句をつけてます。 主人公は捜査一課のベテラン捜査官で50歳くらいなのに、派遣労働者や外国人技能実習生の過酷さを知らないのが、かまとと?みたいに思って、ちょっとしらける。 話の都合で、そうせざるを得ないんだろうけどさー。 前2作で主人公と一緒に動くのは男性警察官だったけど、今回は年下の若い女性キャリア警察官。 主人公と組むのは若い女性キャリア警察官じゃなく、若い男性キャリア警察官にしてほしかった。 年上の男性が若い女性に捜査について説くのはマンスプレイニングに見えちゃうし(普通の指導なんだけど…)、若い女性が男性を「さすが敏腕捜査官」とか褒めるのがキモく見えるし、途中でその女性キャラが泣いて取調べができないと弱音を吐いて主人公が叱咤するところでゲェってなる。 主人公が組むのが若い女性でなく若い男性なら、そういう雑味を感じなくて済むはず(マンスプレイニングは相手が女性でなくても成り立つだろうけど)。 私の偏見のせいかもしれないし、著者の書き振りのせいかもしれないけど、読書で余計なストレスを感じたくないんだよねぇ。 いくら若くても10年以上やってたら、キャリアとはいえそれなりに分かってるもんでしょ〜?? そんなに弱っちくないでしょ〜? あと「震える牛」でもそうだったけど、著者が、古き良き下町の商店街アゲ、均質的な量販店アンチで、分からなくはないけど、今更そんなこと言ったって、と思う。 私は「古き良き下町の商店街」なるものの経験がないし、そういう人情社会には面倒臭さもあるし、無個性の量販店の良さもあるよねぇ。 そしていつも便利な解説キャラが出てくる。 今回は外国人技能実習生の劣悪な労働実態の解説キャラとしてNPO法人の職員が出てきた。 さらに「ガラパゴス」のスーパー解説キャラのファンドマネージャーが再登場してウケた(「ガラパゴス」で2回出てきたのも驚いたのにさらに出てきて、常連キャラか)。 途中で犯人も動機もだいたい分かって、最後に取調べで落とすんだけど、その主人公アゲパートで主人公側に感情移入してないとイライラする(^_^;) 被疑者が反発して喋り出すとドツボで、何も話さず黙秘せぇよと思う。 話すほどに捜査官に取っ掛かりを与えるし、墓穴を掘ることになるんだよねぇ。 「ガラパゴス」といい「アンダークラス」といい、証拠を処分したとしつこく言ってた人間が実は確保していてそれを後で使うの、ワンパターンじゃないか。 「アンダークラス」はあんまりテーマと内容が噛み合ってなかった気がする。 必然性がないというか、舞台設定の必要性が分からないというか。 あと被害者が偶然、加害者の情報を持ちすぎダヨネ。 この著者は描きたい社会問題が先に立っているんだろうと思う。 スピンオフの「覇王の轍」を聴いて、相場英雄はとりあえず終わりにしよー。

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2023/06/08

今の日本の、これからの日本のいく末が描かれている。外国人労働者を切り口にしながらも、少子高齢化に伴う、仕事のあり方(AIが役割も担う職種が増える)それに伴う貧富の差等が生まれる。 労働のあり方を真剣に考えていかなければならないと思った1冊

Posted byブクログ

2023/06/04

覇王の轍で主人公だったキャリアが、震える牛の主人公のベテランノンキャリア刑事に弟子入り?して事件の真相を炙り出す展開。新作から遡って読んでいくことになった。 キャリア樫山の未熟な感じがよくわかる、というか、覇王の轍を想定してこれを書いていたの?と思うくらい繋がりを感じた。 3作と...

覇王の轍で主人公だったキャリアが、震える牛の主人公のベテランノンキャリア刑事に弟子入り?して事件の真相を炙り出す展開。新作から遡って読んでいくことになった。 キャリア樫山の未熟な感じがよくわかる、というか、覇王の轍を想定してこれを書いていたの?と思うくらい繋がりを感じた。 3作とも、一つの殺人事件が精緻な鑑どり地取りで驚愕の事実に繋がっていく過程が読む手を止められなくなる。

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2023/03/23

経済絡みのミステリー。来日したアジア人の就業の実態と戦後の捨て駒にされた日本人。今でも変わらない時代を映していて、日本は沈んで行くんだな〜と実感してしまう。憤りと哀しさの作品。

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2023/03/04

介護施設で働くベトナム人の技能実習生が、入居者の藤井を車椅子ごと水路へ突き落として殺害した事件から、物語はスタートする。警察官の田川と樫山は真相を追求するうちに、外国人技能実習制度は外国人労働者を搾取し、デフレ経済の日本に安価な労働力を供給している事実を知る。Amazonを始めと...

介護施設で働くベトナム人の技能実習生が、入居者の藤井を車椅子ごと水路へ突き落として殺害した事件から、物語はスタートする。警察官の田川と樫山は真相を追求するうちに、外国人技能実習制度は外国人労働者を搾取し、デフレ経済の日本に安価な労働力を供給している事実を知る。Amazonを始めとする、安くて便利なサービスの裏には、アンダークラス(下層)と呼ばれる人達が、劣悪な環境で最低賃金以下で働いている。 昨今のデフレスパイラルに陥った日本経済、奴隷制度と国際社会からも批判されている外国人技能実習生制度、利益追求のために労働者の人権を無視する巨大企業、という関係性を物語を通して紐解き、非常に理解が深まった。

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2022/12/14

2022.12 今の日本を表してる、という謳い文句だったけどそんなふうには読めなかったかな。ストーリー運びは上手い小説でした。

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2022/11/04

社会派でいいと思った。内容がとてもリアルでいいと思った。大手ネットショッピングプラットフォーム会社がもたらす弊害と闇、日本の雇用システムの問題点、技能実習制度悪用による違法労働問題が取り上げられているのがいい。

Posted byブクログ