女子少年院の少女たち の商品レビュー

中村すえこ(著者)

2021/05/09

《少年院は罪を償う場所ではなく、矯正教育を受ける場所。もう二度と罪を犯すことのないよう育成する》

少年院関係の本を読むといつも感じる《教育の場》と言う印象が端的な言葉にされていて腹落ちした。

2021/03/09

よくある話。犯罪を犯す人は、多くの場合、周りの環境に左右される。その環境から、助け出すことは容易ではない。間違いない。
残念だけど、それを根本的に解決する事は、出来ないと思う。出来ないことを考えるよりも、出来ることを考える。言葉では、わかる。本編に少女を保護する周りの大人が正論や理想をまくしたてるシーンが出てくるけど、あんなの絶対響かない。自分で気づくしかないんだと思うな。当たり前すぎて、星２つ。

2021/02/04

図書館で「助けて欲しい」が届かない！の帯が目に入って読みました。

「教育」よりもまずは「信頼関係」という言葉がすごく心に響きました。
本当の意味での居場所とは自分がここにいてもいいんだと感じられる場所なのだという箇所も、共感できました。
少年院経験者でなくても、社会に溶け込めないと感じている方にも、ヒントになる言葉やエピソードがあるかと思います。