ゴースト の商品レビュー
幽霊が関連する短編集。どの話も物悲しくて、仕事でくたびれて枯れた心にぐっと来ました。良い小説は、デトックスみたいな効果がありますね。【2024年4月23日読了】
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色々な角度から「戦争」について知ることのできる幽霊がテーマの短編集。 幽霊は、自らの意思で本当の思いを伝えることはできない。 生きている人間が、自分自身の後悔や罪悪感、不安、喜びなどをきっかけに作り出す思いを勝手に感じているだけという表現に納得した。
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おどろおどろしい感じでもないしゾクゾクもないし、でも前編が幽霊話。もう10冊なるのかなあ、どこも人物像が擦れてないし、亡霊たち曾孫なんか素直で優しいから。戦後の時代だから大変なのもあるけどミシンとか味がある、終わりがあっさりしてるのもあるし、その後どうなるかとかあるけど。
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魂の執念や記憶、想い、 ありとあらゆる角度からゴーストを書いた作品です。 人を脅かしたり、怨んだりと、幽霊=怖い というイメージですがこの本の幽霊は全くそんなことは無く、 なんだか少し寂しいものなんだなと思ってしまいました。 語れない魂達の生きた記...
魂の執念や記憶、想い、 ありとあらゆる角度からゴーストを書いた作品です。 人を脅かしたり、怨んだりと、幽霊=怖い というイメージですがこの本の幽霊は全くそんなことは無く、 なんだか少し寂しいものなんだなと思ってしまいました。 語れない魂達の生きた記憶、少し覗いてみませんか…? ホラー作品ではありませんので、 気になる方は是非読んでみてください。
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幽霊や幽霊に遭遇した人などが登場する短編集。戦争の時代に生きていた人たちの語られなかった言葉や思いを浮かび上がらせるような舞台やストーリーだが、どの話もコミカルさと暖さでほろっとさせ読みやすい。生きている人は死んだ人のことを思うことができる。死んだ人の思いも世界のどこかに残ってい...
幽霊や幽霊に遭遇した人などが登場する短編集。戦争の時代に生きていた人たちの語られなかった言葉や思いを浮かび上がらせるような舞台やストーリーだが、どの話もコミカルさと暖さでほろっとさせ読みやすい。生きている人は死んだ人のことを思うことができる。死んだ人の思いも世界のどこかに残っていてそれが伝わることもあるんじゃないかな。
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NHKの朝ドラが好みそうな戦前・戦中の時代設定の話がほとんどで、朝ドラが決して描かない確かにその時代に存在したであろう下品な雰囲気が覆うことなく書かれていた。 あまりに細かく書かれているが、作者は戦争を知らない世代で意外だった。 そういう時代背景が好きな人にはよい本かもしれないが...
NHKの朝ドラが好みそうな戦前・戦中の時代設定の話がほとんどで、朝ドラが決して描かない確かにその時代に存在したであろう下品な雰囲気が覆うことなく書かれていた。 あまりに細かく書かれているが、作者は戦争を知らない世代で意外だった。 そういう時代背景が好きな人にはよい本かもしれないが、話にオチがないあたりなども私には今ひとつだった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
つまらないとまではいかないけど面白くはなかった。 幽霊連作集って「幽霊」がテーマの話をまとめただけとは思わなかったです。 人間だけじゃなくて、元学生寮やミシンなど人間以外のものも出てきて「幽霊、ゴースト」の意味が広すぎ。 話も結末がすっきりしないのが多くて不思議さや奇妙さをあまり味わえなかった。 この中だったら「キャンプ」が好き。 マツモト夫人が息子2人と難民キャンプで会える日はいつだろうか。
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2021.2.3読了。図書館本。 7話からなる短編集。ゴーストと言っても怖い要素はなく、怖いお話が苦手な人でも楽しめる。
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中島京子さん「ゴースト」読了。”ゴースト”的な存在が出てくる7つの短編。中島さんの作品は、全てを説明せず、”隙間”が多いのですが、この感じが大好きです。ミシンの話とか面白いなぁ…お勧めです!
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