芥川賞候補傑作選 平成編(1) の商品レビュー
映画『渇水』の原作小説を読むために探した一冊。 他の作品も全て読んだが、『渇水』のように納得できるものから「ええ、これが候補作品になるのか」というものまで幅広かった。 「何が良しとされるのかわからない」し、「何を良しとしてもよいのだ」と思える一冊だった。 社会派から、アメリカ小...
映画『渇水』の原作小説を読むために探した一冊。 他の作品も全て読んだが、『渇水』のように納得できるものから「ええ、これが候補作品になるのか」というものまで幅広かった。 「何が良しとされるのかわからない」し、「何を良しとしてもよいのだ」と思える一冊だった。 社会派から、アメリカ小説の真似事、そして、まるでしょうもないAVと深夜ドラマの間のような作品もあってなかなかもりだくさんだった。
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稲葉真弓の琥珀の町は視覚表現に長けている 村上政彦の量子のベルカントは音を主題にしたきれいな構造物 車谷の漂流物はとわずがたりへの導入が意図せざるかの設計を感じさせた この時代の表現は五感を潤す技術の切磋琢磨につきるのではとかんじる
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