有機農業のチカラ の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
玉野井芳郎が出てきたのはびっくり。その流れなのね。農協のものに寄稿してたりするのも。昔に比べてなんか寛容になってきた気がする。ほんとにやりずらかった時代。グラデーションを認めるのが今様なのだろう。ベランダ園芸から有機農業までとTPPの世界とはモザイクのように絡まりながら生きていくのだろう。
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有機農業における各地の取り組みが事例として挙げられていて大変参考になりました。2020年に行われたPARCのZoomウェビナーでは本書中にある有機農作物を使った学校給食実施の立役者である鮫田さんのお話を聞くことができるので今後も継続してこうした取り組むをやっていって欲しいです。 ...
有機農業における各地の取り組みが事例として挙げられていて大変参考になりました。2020年に行われたPARCのZoomウェビナーでは本書中にある有機農作物を使った学校給食実施の立役者である鮫田さんのお話を聞くことができるので今後も継続してこうした取り組むをやっていって欲しいです。 とはいえ、日本の有機農業の耕作面積は全体のわずか0.1%と韓国の1.5%にすら水を開けられているのが現状です。今後20%以上を目指すとしている欧州とは比較しようがないくらい有機農業の普及率が絶望的です。これが新自由主義的経済を官民一体で進めてきたことの末路なんですよね・・・。こうした現実を打破するために別本でもいいので、どうすれば社会運動、あるいは政治活動を通して変えていけるか(ちょっと有機農業家が増えたくらいでは到底無理なので)、つまりどのようなトップダウンとボトムアップが必要なのかを具体的に提示してもらえるといいと思いました。これまでとは違う協同組合、ワーカーズコープの事例はとても参考になりましたので、どちらかといえばトップダウン(政策面)の分析がもっと欲しいですね。
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