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エチオピア高原の吟遊詩人 の商品レビュー

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2件のお客様レビュー

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2024/06/04

エチオピアの吟遊詩人についてのフィールドワーク。語りかけるような文体に誘われて様々な想像力が喚起される。悪魔に取り憑かれる役をやったり、色々あるが写真もなかなか壮絶だ。

Posted byブクログ

2020/12/17

フィールドワーク、 それも最近の欧米の資本主義文化が 蔓延していない「場所」と「人」 を研究対象としておられる方の フィールドワークは とても興味深い。 エチオピアの国で マシンコという弦楽器を操り 「うたを唄う」アズマリ 楽器を持たず言祝ぎを唄うラリベラ その人たちの暮らしの...

フィールドワーク、 それも最近の欧米の資本主義文化が 蔓延していない「場所」と「人」 を研究対象としておられる方の フィールドワークは とても興味深い。 エチオピアの国で マシンコという弦楽器を操り 「うたを唄う」アズマリ 楽器を持たず言祝ぎを唄うラリベラ その人たちの暮らしの中に 入り込んで綴られた 吟遊の日々をベースに語られる 生の音楽がそこにあり 生のやりとりがそこにある 日々の暮らしの中に 息づいている音楽家のことが 綴られている 囲われた音楽ホールでは 聴くことのできない 観ることのできない 生活の一部としての 音楽が ここにある どの国にも きっと このように 生活の一部としての 音楽が存在していたはず 「うた」が存在していたはず なのに… そんなことを 考えさせてもらえる 一冊です

Posted byブクログ