なぜ、親は「正しさ」を押しつけてしまうのか? の商品レビュー
熊谷さんの講演で「障害者」を「健常者に近づける」ための訓練の話は知っていたが、リハビリの実態、周囲の思い、ボランティアの個人差、親の立場などは、本書を読んで初めて「そうなのか!」と思った。 つい最近、綾屋紗月さんのオンライン講演も聞いたが、このお二人のように「当事者研究」をもっと...
熊谷さんの講演で「障害者」を「健常者に近づける」ための訓練の話は知っていたが、リハビリの実態、周囲の思い、ボランティアの個人差、親の立場などは、本書を読んで初めて「そうなのか!」と思った。 つい最近、綾屋紗月さんのオンライン講演も聞いたが、このお二人のように「当事者研究」をもっと進めていく必要があると実感した。 とか書きつつ、発達障害の診断がついてから数年経つ二十代後半のうちの息子は、自分で情報を集める気がまるでない。 その辺の話題をふるだけで不機嫌になるので、まだ受け入れ切れていないのかもしれないが・・・
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障害児の子を持つ医師と、自らが生まれながらにして障害を持つ医師の2人の実体験の中で、親や大人の価値観だけで判断するのではなく、子どもの考え、意思を尊重することが大切という忘れられがちな至極当然の内容が、鮮烈に書き記されている 経験によって作られた自らのフィルター越しに無意識に身...
障害児の子を持つ医師と、自らが生まれながらにして障害を持つ医師の2人の実体験の中で、親や大人の価値観だけで判断するのではなく、子どもの考え、意思を尊重することが大切という忘れられがちな至極当然の内容が、鮮烈に書き記されている 経験によって作られた自らのフィルター越しに無意識に身の回りを見て判断している点を自覚し、そのフィルターが本当に正しそうなのか、知ったような、わかったような気持ちになって決めつけていないか、常に自問自答することが必要なのかなと感じる 気になったキーワード 自責ではなく、社会に訴え社会を変える
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