賢者の棘 の商品レビュー
01月-08。3.0点。 殺人分析班シリーズ。とうとう、塔子の家に来る脅迫状が事件に。現場に誘導され、クイズを出される塔子たち。 正解すれば被害者は助かるが。被害者たちの繋がりは。。 シリーズの中では、スピード感あるほう。次作も期待。
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塔子さんの成長っぷりに驚く。事件が解決してもどうにもならない、遺された人達の悲しみ苦しみが暴走したように思えました。切ない、けど、余りにも間違った方向に暴走して、やっぱりそれはダメだろうと思います。塔子さんはワイズマンと堂々と渡り合い、謎を解き、自分なりの刑事の矜持を持ち始め、さらに鷹野さんとの距離も少しずつ近付いていく。このシリーズの最初の巻を読んだ時に感じた、どこか青臭い彼女が懐かしいくらい。追いかけてきて良かったと思った今回でした。
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刑事・如月塔子の実家に長年届く脅迫状。十円切手が多数貼られた手紙には、刑事だった父・功への恨み言が書かれていた。過激な文面に母の身を案じた塔子は鷹野と共に捜査を開始。だが、未解決事件を調べ始めた矢先に捜査一課から招集を受ける。『賢者』を名乗る犯人が現場にゲームを仕掛けて、勝敗で被...
刑事・如月塔子の実家に長年届く脅迫状。十円切手が多数貼られた手紙には、刑事だった父・功への恨み言が書かれていた。過激な文面に母の身を案じた塔子は鷹野と共に捜査を開始。だが、未解決事件を調べ始めた矢先に捜査一課から招集を受ける。『賢者』を名乗る犯人が現場にゲームを仕掛けて、勝敗で被害者の生死を決める凶行に及んだのだ。犯人は塔子をゲームに参加させるよう要求。脅迫状との関連は。残虐な犯人の正体とは!? シリーズ第13作。途中までは最近作の中でもいい感じだったのだか、最後で失速。残念。
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如月塔子、警視庁捜査一課十一係シリーズ。長く続いているのでもう何作目かな? あらすじ 塔子の実家には十三年ほど脅迫状が届いている。刑事だった父功の恨みが書かれている。鷹野と調べ始めようとした矢先、事件が起こる。ワイズマン、賢者と名乗る犯人がゲームを仕掛け、ゲームの勝敗で被害者の生死を決めるというのだ。最初のゲームでは警察が負け、被害者は何本もの釘の上に落とされた。しかもこの犯人はパソコンから塔子の参加を要求していた。どうやらこの犯人も父功が捜査した事件に関わりがあるらしい。 今回のキーワードは親子だな。塔子と父功、神谷課長と娘、鷹野と父親。犯人の動機もそうだったし、犯人の復讐の対象も直接の相手ではなくて、その親子たちだった。鷹野の場合は虐待も疑われていたけど、最後に塔子が、父親は鷹野の蜂アレルギーを心配しての行動をとったのでは、ってくだりが、この作品でほんと穏やかだよなーと改めて安心してしまった。犯人が仕掛けた装置も、残酷だけど、あまり詳しく書かず、楽しめる作品。
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