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か「」く「」し「」ご「」と「 の商品レビュー

3.6

211件のお客様レビュー

  1. 5つ

    40

  2. 4つ

    74

  3. 3つ

    63

  4. 2つ

    22

  5. 1つ

    3

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2023/03/04

ひとりひとり 性格も好みも考え方も まるで違う。 まるで違うんだからこそ ひとりひとりに 別の役割がある

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2020/11/30

住野よるさんならではの軽快なタッチ。 高校生友人5人組がそれぞれの かくしごとを駆使 しながら友情?愛情?を育みながら青春を謳歌していく。50近いオヤジの私からは眩しすぎるくらいです。おじさんから見たら皆が良い子たちなので爽やかに共感できるのだろうな。

Posted byブクログ

2020/11/29

住野よるの青春ものの良作『か「」く「」し「」ご「」と「』が文庫になったことから手に取った。 住野よるの作品は   『麦本三歩の好きなもの』 と最新刊の   『この気持ちもいつか忘れる』 以外は全部読んでいるのだが、やはり筆者の書く文章のセンスの良さには舌を巻く。読んでいて凄く愉...

住野よるの青春ものの良作『か「」く「」し「」ご「」と「』が文庫になったことから手に取った。 住野よるの作品は   『麦本三歩の好きなもの』 と最新刊の   『この気持ちもいつか忘れる』 以外は全部読んでいるのだが、やはり筆者の書く文章のセンスの良さには舌を巻く。読んでいて凄く愉しい。 今回の本は著者が最も得意とする青春学園もの。 高校3年生の仲良し男女5人組のそれぞれを主人公とした短編連作集といえばよいだろうか。 彼らにはそれぞれ特殊能力……といってもサイコキネシスとかテレポーテーションとか目から怪光線を出すとか・・・といったようなXメン的な超能力ではなく、相手の心の状態がちょっと分かるというような比較的ライトな能力を有している。 もちろん、お互いにこんな能力を有していることは知らないし、秘密にしている。 とは言っても、その特殊能力を使ったからどうなんだという話ではない。 彼らはそれぞれお互いに悩み、苦しみ、恋し、そして青春を紡ぎだしていく。 う~ん。若いな~。若いっていいなぁ~。 僕みたいなおじさんの立場から言わせていただくと、   お前ら、もっと立場を考えて、勉強したり、スキルアップしたりしろ!! って考えちゃうんだけど、そうじゃないんだよね。 そうじゃない。 このかけがえのない10代の青春をいかにして過ごすか、楽しむか、恋するか、友達を作るかってことが一番重要なんだと思う。   時は短し恋せよ乙女 ではないけど、その時にしかできないことは、本当にその時にしかできない。それを後からいくら悔い悩んでも取返しはつかないのだ。 そう、今は思いっきり楽しみなさい。恋しなさい。悩みなさい。泣きなさい。そして笑いなさい、若人たちよ。 本書は、僕みたいなおじさんにも、そんなことを思い起こさせてくれる良作だった(遠い目・・・)。

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2020/11/26

主人公で高校の同級生5人は、それぞれ内緒にしている特殊な能力を持っています。それぞれ特殊能力という「かくしごと」は持っていますが、友情や恋愛のある日常の高校生活の物語となっています。5人が順番に語り手として登場して、それぞれの能力が順番にわかります。個性を持った高校生の恋心や感情...

主人公で高校の同級生5人は、それぞれ内緒にしている特殊な能力を持っています。それぞれ特殊能力という「かくしごと」は持っていますが、友情や恋愛のある日常の高校生活の物語となっています。5人が順番に語り手として登場して、それぞれの能力が順番にわかります。個性を持った高校生の恋心や感情の動き、お互いのもどかしい思いが、特徴のある文体で楽しく読み進めることができました。

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2020/11/22

これです。住野よるさんのお話に求めていたのはこれなんです。 みんなには隠している少しだけ特別な力を持った5人の高校生。5人それぞれが悩みつつもちょっとずつ成長していく、青春を描いた連作短編集です。 住野さんの小説はとても読みやすいです。そして登場人物たちの会話が、テンポもセン...

これです。住野よるさんのお話に求めていたのはこれなんです。 みんなには隠している少しだけ特別な力を持った5人の高校生。5人それぞれが悩みつつもちょっとずつ成長していく、青春を描いた連作短編集です。 住野さんの小説はとても読みやすいです。そして登場人物たちの会話が、テンポもセンスも良くてとても好きなんです。そしてなんと言っても読んだ後の清涼感。 あと住野さんはよく物語の中にちょっとした謎?仕掛け?を散りばめてるんですよね。あれはつまりこういうことだったのかな?とか、読んだ後に誰かと答え合わせをしたくなります。 住野よるさんの本であと読んでないのは『麦本三歩の好きなもの』だけ。最近ちょっと年齢的に住野さんの本は厳しくなってきたかな…と感じてしまっているので、文庫本が出るのを待つか、単行本を借りて読んでしまうか悩んでます。 文庫本裏表紙の折り返しに「図書室からのお知らせ」のQRコードがあるんですが、そこから新潮社のかくし頁へアクセスできます。そこでクイズに正解すると「幕間のスペシャルストーリー」が読めます!この本を読んで面白かったと思った方は、ぜひそちらもおすすめします。

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2020/11/18

もしも自分にだけ特別な能力があったら、 何に使って何に困るだろうか。 みんなの不思議な力と青春がかけ合わさって胸がざわざわするお話だった。

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2020/11/14

2020/11/14 文庫版が出ていたので読んでみました。ちょっとミステリー風な要素も織り交ぜてありそれぞれの章が楽しく読み進められました。 京、ヅカ、パラ、ミッキー、エル(原作内でのそれぞれの呼び方)の5人には、それぞれの見方で人の気持ちが分かる能力があり、そのおかげで?そのせ...

2020/11/14 文庫版が出ていたので読んでみました。ちょっとミステリー風な要素も織り交ぜてありそれぞれの章が楽しく読み進められました。 京、ヅカ、パラ、ミッキー、エル(原作内でのそれぞれの呼び方)の5人には、それぞれの見方で人の気持ちが分かる能力があり、そのおかげで?そのせいで?思い悩みがちな青春の心情がより一層ごちゃごちゃしてしまう…ようなもどかしいやりとりが、5人それぞれの視点で描かれています。 最初はストーリーを把握するのがちょっと難しかったのですが、読み進めていくうちに色々繋がってくるような感覚が最後には楽しめました。 人の気持ちが見えたらいいのになーと思うときは多々ありますが、いざ見えるとなると困ったことが多いんだなーとも思います。 か「」く「」し「」ご「」との題名も不思議だなーと思ってましたが、読んでみるとそういうことだったんだーと納得というか合点がいきました。 映像化とかしたら面白そうな気がしました。

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2020/11/13

誰もが自分しか持っていないと思っている能力により、高校生活の悩みがより深くなっている彼ら。 それでも友達のことを思いやり悩み続ける。 そんな眩しい青春のお話。

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2020/11/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ちょっと不思議な力を持った少年・少女たちの甘酸っぱい高校生活。どの章も面白く、読み進める度に主人公たちの魅力が上がっていくと思う。 会話のやりとりの言葉のチョイスが絶妙で、「わがはい」で電車の中にも関わらず笑ってしまった。 この付き合う前の想いの探り合いみたいなのが楽しいよね。

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2020/11/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

それぞれの特殊能力のどれが欲しいかな? ・京は、相手の顔色からでもわかりそうなので、特になくてもいいかな。 ・ミッキーは、相手のマイナスを自分でプラスに持っていけるキャラなら使えるけど… ・パラは、相手の動揺とかわかるので、ポーカーとかで使えそうなので欲しい。 ・ヅカは、喜怒哀楽も、顔色でわかりそう。 まあ、いつの間にか地雷を踏んだとかわかるのかな。 ・エルは、好意の矢印なら合コンとかに使えるかも。 ということで、パラかエルの能力かな。

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