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マンガ! の商品レビュー

4.1

10件のお客様レビュー

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2023/09/19

購入は勇気のいる厚さ…と思ったら図書館に蔵書を発見しました! マンガの読み方から絵巻〜の歴史など、海外向けの解説が多い。 取り上げられる漫画家さんの選出はなかなか絶妙かも。 改めて“マンガ”を興味深く知るには良い一冊です!

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2023/04/03

大英博物館で開催されたマンガ展の図録日本版。日本でこの展示会は開催されていないのに、日本語版を出版してくれた三省堂に拍手!!。 絵とセリフ、ト書きで表現しているマンガは、日本が世界のどこよりも早くから育んできた文化だということがよくわかる。この展示会に行ってみたかったなぁ。 多く...

大英博物館で開催されたマンガ展の図録日本版。日本でこの展示会は開催されていないのに、日本語版を出版してくれた三省堂に拍手!!。 絵とセリフ、ト書きで表現しているマンガは、日本が世界のどこよりも早くから育んできた文化だということがよくわかる。この展示会に行ってみたかったなぁ。 多くの作品を取り上げており、次に読むべき作品選びにもなるし、知らない発見があるので、とても楽しい本。 著者のニコル・クーリッジ・ルマニエールさんと落合陽一さんが対談している動画が「NewsPicks」にて公開されているので、視聴可能な方はぜひご覧あれ。 https://newspicks.com/movie-series/87?from=%2Fprograms&movieId=2425 「海外から見たクールジャパン」

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2022/10/12

「あの大英博物館がマンガ展…!?」と当時かなり話題になった記憶が。チョイスが偏ってるというか、や、他にもあるだろ?と思わなくはないけれど、そう思えるのはそれだけ日本のマンガは大海だということだろうし、日本のマンガの流れを振り返り広角的に見るとしたらこういうものなのかもしれない。

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2022/09/20

「これは、20世紀後半以降の世界におけるポピュラーカルチャーに共通するありようだろう。かつての日本では‘rock’がそうだった」伊藤剛 

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2022/05/09

すごい図録。個人的に残念だったのは「新聞マンガ」「漫画集団」「文春漫画賞」的な漫画に言及がほとんどなかったこと。サザエさんが一か所、ヤマザキマリのインタビューに「サトウサンペイ」の名前が出てくる程度。岡本一平・北沢楽天からいきなり「聖☆お兄さん」に飛ぶ(文脈はわかりますが)。そう...

すごい図録。個人的に残念だったのは「新聞マンガ」「漫画集団」「文春漫画賞」的な漫画に言及がほとんどなかったこと。サザエさんが一か所、ヤマザキマリのインタビューに「サトウサンペイ」の名前が出てくる程度。岡本一平・北沢楽天からいきなり「聖☆お兄さん」に飛ぶ(文脈はわかりますが)。そういう瑕瑾はあっても、現在の漫画の状況を見渡すことができる展覧会だったのですね。その一端を見ることができて良かったです^^。

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2022/03/31

大英博物館はなぜ、これほど熱心に日本のマンガに関わろうとするのだろうか。(T・クラーク) この展示は、日本に住む私からみると、いささか面くらう内容だ……日本のマンガのインサイダーとしては、マンガ文化を外から概観しようという視線を意識せざるを得ないものだ。(伊藤剛) 日本であって...

大英博物館はなぜ、これほど熱心に日本のマンガに関わろうとするのだろうか。(T・クラーク) この展示は、日本に住む私からみると、いささか面くらう内容だ……日本のマンガのインサイダーとしては、マンガ文化を外から概観しようという視線を意識せざるを得ないものだ。(伊藤剛) 日本であっても不可能な大規模且つ縦横無尽な展示会が海の向こうで開かれたこと。単なる図録を超え非常に充実した内容の書籍が翻訳され追体験できること。取り上げられた実作品に日常的に触れられること。まさに幸運以外の何物でもない。 京都精華大で進められている原作’(ダッシュ)なるプロジェクトはとりわけ興味深く意義ある試みだ。 また、ルーブル美術館も「漫画、9番目の芸術」と題する展覧会を毎年開催して、マンガの新作を依頼しており、近頃話題の岸辺露伴もルーブルに行った(2016年)というトリビアな挿話を見つけたのはわたしだけ⁈

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2021/04/18

素晴らしいのひとこと。 2019年に大英博物館で開催されたマンガ展の図録である。 表紙のアシリパさんのインパクトがすごい、が内容の充実具合がものすごい。 14件ものインタビューでは漫画家から編集者、漫画翻訳家まで取り揃え、 北斎からちばてつや、萩尾望都、星野之宣を通って井上雄...

素晴らしいのひとこと。 2019年に大英博物館で開催されたマンガ展の図録である。 表紙のアシリパさんのインパクトがすごい、が内容の充実具合がものすごい。 14件ものインタビューでは漫画家から編集者、漫画翻訳家まで取り揃え、 北斎からちばてつや、萩尾望都、星野之宣を通って井上雄彦、CLAMP、中村光、東村アキコにヤマザキマリ、などなどの多数の漫画家に、コミケや海外での漫画もやおいもエロマンガも忘れずに拾って縦横無尽に漫画を語りつくす。 その合間に蒐集された図録が大判で掲載されて豪華なことこのうえない。 これはマンガ好きなら一度は手に触れても良い、必読書でした。 マンガの1ページ1ページを、絵画を見るようにじっくりみたくなる、そんな一冊。 竹宮恵子がマンガ原画を集めて、展示に使える原画’(ダッシュ)として複製を作っているなんて知らなかった。

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2021/02/04

2019年大英博物館セインズベリー・ギャラリーで開催された「Citiマンガ展」の図録である。現代マンガとアニメを歴史的ツールと合わせて展示したらしい。50人の漫画家が俎上にあげられ、70作品とデジタル合わせて162点が取り上げられた、国際的に稀に見る規模の展示会だったらしい。 ...

2019年大英博物館セインズベリー・ギャラリーで開催された「Citiマンガ展」の図録である。現代マンガとアニメを歴史的ツールと合わせて展示したらしい。50人の漫画家が俎上にあげられ、70作品とデジタル合わせて162点が取り上げられた、国際的に稀に見る規模の展示会だったらしい。 規模だけではない。図録を見ると、チョイスにはかなり違和感はあるが、大まかに「間違ってはいない」紹介の仕方をしている。流石に大英博物館というべきだろう。 ニコル・クーリッジ・ルーマエールの冒頭論文について述べる。 ・マンガ定義や歴史等よく勉強している。しかし、いい足りない事も多い。仕方ない事なのかもしれない。それよりも構成が独特だ。定義や歴史は半分以下で済まして、あとは「産業としてのマンガ」「国際的な影響」「アニメについて」述べる。つまり国際的視野でマンガを見るということはそういう事なのだろう。 ・例えば‥‥西洋のマンガは、イラストと「吹き出し内のテキスト」が協同してストーリーを伝える、というものらしい。日本のマンガはそうではない、という。テキストの役割はかなり従属的である。イメージを補完するのは、オノマトペや擬態語、擬声語だという。間違ってはないが、正確ではない。しかし視点は良いと思う。 何しろ、350頁超の珍しく大部な図録なので、言っておきたいことは山ほどあれど(例えば星野宣がインタビューで述べているように、未だ取り上げなければ「ならない」作家は山のようにある)、仕方ない。マンガ展に来た外国人に言いたい。この展示会で、日本のマンガが「だいたいわかった」などと思うなよ! あ、そうそう。この貴重な図録。いち早く日本語版を出してくれて、しかも流通に載せてくれてありがとうございました!

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2021/01/15

2019年に大英博物館で開催され話題になったマンガ展の図録の日本語訳。 なんと分厚いことか!世界を席巻する日本のマンガ文化を多方面から細かく解説していて、感動する。 縦書きの日本語で書かれたマンガのコマ割が、右から左であることの説明に、不思議な感覚を覚えた。そうか、珍しい事なんだ...

2019年に大英博物館で開催され話題になったマンガ展の図録の日本語訳。 なんと分厚いことか!世界を席巻する日本のマンガ文化を多方面から細かく解説していて、感動する。 縦書きの日本語で書かれたマンガのコマ割が、右から左であることの説明に、不思議な感覚を覚えた。そうか、珍しい事なんだと納得。 想像以上に良かった。展覧会も見てみたかった。

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2021/05/09

[] 2019年にイギリスの大英博物館で開かれたマンガ展での図録本。 https://mediag.bunka.go.jp/article/article-15688/ 赤分厚い変形A4版で、マンガ好きとしては素直に面白い、というか興味深い本。もちろん実際に展覧会に観に行けた...

[] 2019年にイギリスの大英博物館で開かれたマンガ展での図録本。 https://mediag.bunka.go.jp/article/article-15688/ 赤分厚い変形A4版で、マンガ好きとしては素直に面白い、というか興味深い本。もちろん実際に展覧会に観に行けた方が面白いんだろうけど、その場に単にイラストなどが展示されるだけでなく、マンガそのものが置かれていてチラッと読める仕組みだったら面白いけれど、、、それはきっと無理だったろうなぁ?それとも電子書籍などが普及している今なら、それぞれ一話とか一エピソードが理解出来る30ページくらいとか、マンガとしての動き(ストーリーの流れとか)を肌で感じられる仕組みがあったのかな? 図録には宇宙兄弟などもあるが、やはり(マンガの)歴史的で、やや古い70-80年代の作品が主流とみた。近代モノ、という設定でなければ、何事もある程度の年数が経ってからでないと評価結果が出ないわけだし、当たり前かな。

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