吹上奇譚(第三話) の商品レビュー
全くわからない。 何とか最後まで読んだけど、理解不可能。 シリーズものなのに、三話から始めたからか? 一話からならわかるかな。 やっぱり、わからないかな。
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書き下ろしでシリーズ第3作 帯には「哲学ホラー」とあるが、ホラーというより精神世界、思念の世界でいろいろなものに出会い、わかっていく物語だと感じる。 この町では異世界から来た人々が共生し、死んだ人を労働力にしていたりしていたが、前作では除霊師の美鈴が逆に死んだ少女の霊に体を乗...
書き下ろしでシリーズ第3作 帯には「哲学ホラー」とあるが、ホラーというより精神世界、思念の世界でいろいろなものに出会い、わかっていく物語だと感じる。 この町では異世界から来た人々が共生し、死んだ人を労働力にしていたりしていたが、前作では除霊師の美鈴が逆に死んだ少女の霊に体を乗っ取られて、主人公のミミがその少女の霊と話し合ったが、今作では妊娠していなかったとわかった美鈴の部屋に座敷童のような見えない子供の気配が居つく。解決はしていないが、ミミはその気配を見ることができ、夢を通していろいろなことに気づくようになる。 虹の家の占い師の姉が死んで(消えて)、ミミは妹に会いに行くが、妹は美鈴の家の座敷童を「人がものに対して特殊な思い入れを強く持つとそのものに魂が宿り、命のようなものを持つようになる」エレメンタルだといい、「現実に夢が漏れ出てきてしまった、そんなイメージ」だと見抜く。 ライターであるミミが語る「文章を書いたり、人の内側を空想することって、占いみたいに、先のことを知る代わりに何か大切なものを宇宙に支払っている。そんな感じがする。」という言葉は作者の思いなのだろう。 最後にミミが夢で前作で美鈴を乗っ取っていた黒美鈴に会い、感謝されていて、ちゃんと成仏できることを知る。そして座敷童が美鈴の弟の霊ではなくかわいい女の子であることを教えられ、助けたい、ありがとう、よろしく言われる。これは次作「ミモザ」に続くらしい。
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日常の会話が人とできていたら、「家族」とか「兄弟」とか「夫婦」とか、 名前のついた人間関係なんていらないのではという言葉に 確かにそうかもしれないと思う。 自分がここにいてもいいのかと思わないでできる会話。 それが日常にできること。 それさえあれば、人は生きていけるのではないか。 人との関係のあり方を考える。 本巻は次への布石という感じも大きく、続きが楽しみだ。
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73 人類って、こういう日常の会話さえ人とできていたら、「家族」とか「兄弟」とか「夫婦」とか、名前のついた人間関係なんていらないのではないだろうか。 自分がここにいてもいいのか?と思いさえしないでする会話こそが、会話の本質ではないか。 74そんな感じで絶妙なバランスでやってい...
73 人類って、こういう日常の会話さえ人とできていたら、「家族」とか「兄弟」とか「夫婦」とか、名前のついた人間関係なんていらないのではないだろうか。 自分がここにいてもいいのか?と思いさえしないでする会話こそが、会話の本質ではないか。 74そんな感じで絶妙なバランスでやっていけていて、将来に不安はない。 自分がこの世にいることがまわりの人を喜ばせているという自覚があるからだ。
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