鳥箱先生とフゥねずみ の商品レビュー
吉田 尚令 「「おれは先生なんだぞ。おまえ教育するんだぞ」と、えらそうなことばかりいう先生と、目をつぶり、「だって だって」といいながら、そこから逃げられない生徒たち。 。賢治が放った強烈な皮肉と衝撃の結末にこめられた一筋縄ではいかないメッセージ。」
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その鳥箱は、針がねの鋼でできた扉と厚い板でできていた。そして、その中に入れられるひよどり達の教育者だと思っていた。が、ひよどり達は次々と死んでいく。その後、フウねずみを教え始めるけれど。 賢治の教育についての批判、問題提起。 結末は、全てを打ち壊すような猫大将が、先生も生徒もダメ...
その鳥箱は、針がねの鋼でできた扉と厚い板でできていた。そして、その中に入れられるひよどり達の教育者だと思っていた。が、ひよどり達は次々と死んでいく。その後、フウねずみを教え始めるけれど。 賢治の教育についての批判、問題提起。 結末は、全てを打ち壊すような猫大将が、先生も生徒もダメだ。国家が思いやられる。と締めくくります。 賢治は教師をしていた数年間を楽しんでいたように思っていました。檻のような鳥箱の教育者だけでなく、生徒側への不満とも思える言葉も加えます。 こちらも絵本ですが、短いストーリーの中で双方向への意識を書いているところは読ませるなあとは思いますが、子供には読むだけでは伝わらないかもしれないですねえ。
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