地下芸人 の商品レビュー
まだ売れていない10年目の芸人コンビ・お騒がせグラビティーの片割れが辞めると言い出し、解散の危機が訪れるが、最後のライブでのネタが大ウケしてコンビが継続するという大枠のストーリーで、スーパーでの営業とかのエピソードが挟まれていく構成。お笑い芸人というだけで「花火」とか思い出したり...
まだ売れていない10年目の芸人コンビ・お騒がせグラビティーの片割れが辞めると言い出し、解散の危機が訪れるが、最後のライブでのネタが大ウケしてコンビが継続するという大枠のストーリーで、スーパーでの営業とかのエピソードが挟まれていく構成。お笑い芸人というだけで「花火」とか思い出したりした。中盤はだれたが、そこそこ楽しく読めた。
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文章がうまく、するすると読ませる。この二人が売れないのは悲しい…。 古泉さんがいうほどの傑作とは思わなかったが、爽やかな筆致が心地良い佳作。
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すっごく面白い。おぎぬまXさんはムラタコウジくんの友達で、僕が主催するネタ出し会に来てくださったことがあって、その時はまだ全く芽が出ていない状態で四コマ漫画を描いていた。まさか小説を書くとは思いもよらず、しかも大変な傑作だったので本当に驚いた。ストーリーが自然でとても面白いし、構成も見事、登場人物も魅力的で応援したくなる。クライマックスはとても感動する。これまで読んだお笑いがテーマの小説で一番面白かった。 僕もお笑いをテーマに漫画を描いたことがあり、その時は中野のTWLに出演する皆さんと混じって大喜利イベントに出て地下芸人の皆さんと親しくなって取材したり、一緒に漫才を考えてもらったりした。しかしやっぱり取材して描いた漫画で、この小説のような当事者、芸人としての実体験がある人には絶対に敵わない。ど真ん中で芸人として生きた人の体験する喜びや辛さ、苦しさは想像しえない。 今、「地下芸人」でアマゾンで検索するとこの『地下芸人』と僕が本気でお笑いと向き合って描いた『テラートワイライト』がヒットするので、ぜひ『地下芸人』の後は『テラートワイライト』をお読みください!
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