ベルリンうわの空 ウンターグルンド の商品レビュー
・「あげます」ボックスは、兄弟の住んでいるベルギーでもよく見かけるそう。 ・人間の尊厳みたいなところについての勉強をもう少ししていきたいなと思った。 ・自分のことを、まず自分が「大切に扱うべき生命」「幸せに生きていくべき貴重な存在」と認識できるところからスタートしなければ、いろい...
・「あげます」ボックスは、兄弟の住んでいるベルギーでもよく見かけるそう。 ・人間の尊厳みたいなところについての勉強をもう少ししていきたいなと思った。 ・自分のことを、まず自分が「大切に扱うべき生命」「幸せに生きていくべき貴重な存在」と認識できるところからスタートしなければ、いろいろな可能性が広がって行きにくい。 自分へのケアが充実していて、「日々こうありたい」と思える自分の姿で堂々と暮らすことができていれば、困っている人の生活の充実も自然と願えるような気がする。だから僕は、自分を大切にしていきたい。
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一作目より、社会を良くするための、より具体的な提案が多く含まれていて、日本に住みながら、どうにかこうしたことを実現できないものか、と、思いながら読んだ。 たくさんの人に読まれて同じ思いの人が少しずつでも増えていくことを祈る!
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新しい価値観や感覚に出会えて、勉強になった。 以前ドイツのお隣さんチェコに留学してたので、あーそんなことあったな、そんなもの見かけたなって思い出すきっかけになった。 貧困などの社会課題への向き合い方について、様々な素敵な考え方が発見出来て、これからの自分のスタンスに生かせそう...
新しい価値観や感覚に出会えて、勉強になった。 以前ドイツのお隣さんチェコに留学してたので、あーそんなことあったな、そんなもの見かけたなって思い出すきっかけになった。 貧困などの社会課題への向き合い方について、様々な素敵な考え方が発見出来て、これからの自分のスタンスに生かせそう。 著者とその友人たちの優しい考え方見習いたい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
以前、「好きにお持ち帰りください」とメモが添えられた紙袋を拾ったことがある。古本がぎっしりと詰まった袋を胸に抱えながら(あまりの重量で紐が切れたのだ)、ぽくぽく歩いて帰途に就いた。見も知らぬ誰かに自分が要らなくなったものを贈る。金銭も愛情も介さない繋がり方に接し、ひどくハッとしたのを憶えている。それは、要らないものは工場や古物商に渡され、金銭が中心を占めるサイクルに還元されるものだとどこかで信じきっていたからだろう。それをしたって自分はなんにもならないことを選択肢の一ツとして持てる余裕に感銘を受けた。 ベルリンはそういう細やかな交流のある都市、本作の表現を借りれば「「1か0」ではなく、0.1とか0.2がたくさん」交わされている都市だとよくよく伝わってくる。大義や目的を殊更に掲げずとも芽を吹くことのできる行為が、消えかかっている気配に届く。私が誰であるか(たとえば前面に押し出した「弱者」)を獲得したり設定しなくても生きていける。「専門」にその対応を投げ出し、自分は「0」を極め込むというような冷淡な関わりも多少あるにせよ、でも微かに、同じ都市に生きる人びとの気遣いも感じる。気遣いがある程度文化として普及しているから、受け取る側にも重く受け取られない。無理をしない方法がいくつも展けている。 そんな場所に住まえるって、いいな。行きたいなベルリン。
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全巻と比べ、社会問題や人間関係などについて取り上げられて、話が深くなった感じ。 日本とは違う雰囲気が強烈に分かりやすく描かれてておもしろい
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わたしも香山さん作品の登場人物のモンスターになりたい。。みんな一人一人違った異形の生き物なのにね、差別や分断はバカらしいよ。 香山さんの文章と絵は触れると本当に勉強になるし、示唆に富んでいる。
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「とりあえずまずやってみてその後少しずつ調整していく」のがベルリン。人が皆主体的に生きてるからこそ、他の人の存在を尊重する寛容さが心地よい街。
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続編。 ベルリンでの活動、興味深くこの先もまた発信して欲しいですね。 移動が簡単にできなくなった今、地域でじっくり取り組める良い機会がやってきたと思っています。 とはいえ、何が出来るのか模索中。
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筆者とその周りの友達で清潔スペースを作って、困っている人を助けようとする行動力が凄いと感じた。自分たちで出来る事は限られてるかもしれないけど、世のため人のためを思って活動する姿はかっこいい。
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夢見心地のふわっとした滞在記じゃなくて 地元でできた友人たちと、まさかの無料のシャワー・コインランドリースペースを開設。 それも、気まぐれにやってるように見えて、わりと現実的に社会福祉に貢献したいという信念に基づいている。 サラが引用していた「ある社会の中で、最も弱い立場に置かれ...
夢見心地のふわっとした滞在記じゃなくて 地元でできた友人たちと、まさかの無料のシャワー・コインランドリースペースを開設。 それも、気まぐれにやってるように見えて、わりと現実的に社会福祉に貢献したいという信念に基づいている。 サラが引用していた「ある社会の中で、最も弱い立場に置かれた人たちがどれだけ幸せになれるかってことこそが、その社会の強さだ」というフィンランド首相の言葉がうわ滑りすることなく、 それを、各自の無理のない範囲で、シャワースペースという形で実践しているから、すごく好感が持てる。 メンバーが共感性、思いやり、提案力、実行力に長けていて、やりとりを見ているだけで不思議とポジティブな気持ちになってくる。 それにしても、水道光熱費はどこから捻出してるんだろう?
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