世界一ゆかいな脳科学講義 の商品レビュー

アンジェリーク・ファン・オムベルヘン(著者),塩﨑香織(訳者),藤井直敬(監修),ルイーゼ・ペルディユース(絵)

2023/11/14

情動の正体を暴きたくてこの本を読んだんだけど、恋も悩みも五感から電気信号を経て分泌された神経伝達物質による結果でしかないと思うと、理不尽に怒る人間も、恐れから過剰に防衛本能を働かせる自分自身もちっぽけに見えて、少し気が楽になる。

脳葉、神経細胞の基礎的な話のあとに脳神経、大脳辺縁系の図が出てくるので、脳みその中身(位置付け)をどう解釈していいかがイマイチ難しく個人的にも調べたりしたのですが、その点以外では基本的な脳の仕組みから、派生して現代で使われている脳の計測方法、睡眠、記憶の事まで、興味を惹かれるような脳にまつわる情報が分かりやすくまとめられていたので、脳科学の基礎教養本として自分用、次世代の子ども用にも家に置いておきたいと思う良い本でした。

2023/10/17

楽しく学べる。
イルカが眠る時息をしないといけないから脳を半分ずつ休ませるって言うのは知っていたけどクラゲには脳も心臓もなくてヒトデはニューロンが体全体にあって脳はない。カイコは脳が11あるし、ヒルは32あって体中に散らばっている。とかは初めて知った。ニューロンの働き方はどんな生き物でもほぼ同じなんだ。

自分をくすぐることはできない。自分でくすぐるただ一つの方法だけ舌の先で口の中の天井部分を撫でるようにすること。
平衡器官：第六感
自分で意識することもないけど毎日の生活で重要な役割を果たしている。休みなく働いているもの。バランス感覚を保つ、方向の把握、しょっちゅう転ばない、片足でぴょんぴょん跳べる。頭の動きと目の動きのテンポを合わせられること。動きながらモノを追いかけられる。動体視力。三半規管。

脳には可塑性がある五感の刺激、活動に合わせて変化する

2023/01/02

脳の役割が分かりやすく、平易な言葉で描かれていて、脳科学を身近に感じられる良書だった。
脳の機能、記憶、睡眠など、初心者の知識拡大にはとても役立つ著書だった。

2022/06/04

脳の基本が分かりやすく読みやすく書かれていて面白かったし、もっと脳のことを知りたくなる！
今こうやってスマホを触っている時も（当たり前だけど）脳は動いていて身体中に信号を送っているんだと改めて意識すると、自分（というか自分の脳）に対して感謝や労いの気持ちが湧いてくる。
自分の肉体であっても実際に自分自身で確かめることができない脳の世界に神秘を感じます。

2022/03/12

医療系の大学だったので、知っていることがほとんどだった。これを読んでから勉強したらもっと楽しく学べた気がする。
脳のことだけじゃなくて、感覚器官(目とか耳とか)に関してや、アルツハイマーなどの中枢神経系の病気に関しても簡単に触れていて、非常に分かりやすい。

2022/02/09

頭の中を知りたいとき、とってもわかりやすく教えてくれます。学校の授業、よくわかんないって思ったらこの本を開いた方がわかりやすいでしょう。

2021/08/10

夫の本棚から拝借。
11日で脳の世界を巡ります。
敏感なこころと脳の発達が面白かったです。
脳が全てじゃないけれど、恋愛や思春期(反抗期)が脳の働きによるものと知ったら、楽になる人が増えると思いました。

2021/01/30

脳のしくみや働きがとてもわかりやすく説明されています。

イラストと文章のバランスも良く、専門的な内容は苦手という人でもこの本ならすんなり読めるんじゃないかなと思います。

2020/12/14

久しぶりに、知的興味がくすぐられた本。レベルは高校生物の延長くらいで、サラッと読める。

本文より

ヒトデには脳は無い、体全体にニューロンが散らばっているんだ。変わってるといえばカイコもそう。カイコには脳があるけどそれは1つじゃない。なんと11個もあるんだよ。ヒルで最後にしよう。ヒルの脳は32に分かれていて、しかも体全体に散らばっている。

うーん知らなかった。面白い。